2022年5月21日 (土)

2022年5月21日放送分

【オープニング曲】THATS WHAT I WANT/Lil Nas X

【エンディング曲】DOWN TOWNラプソディー/EPO

・店名/輪違屋

・住所/〒600-8825 京都府京都市下京区西新屋敷中之町114

・紹介料理/ぶぶ漬け・アルコール

・料理コメント/京都には昔、遊郭がありました。

現存する遊郭は角屋さんと今回ご紹介する輪違屋さんぐらいしか

ないのではないかと思います。

歴史を遡ること江戸時代の末期の幕末時代には数多くの勤王の志士たちや

これを成敗しようと集まってきた武士道をたしなむ輩(新撰組等)たちが

闊歩した町が、この輪違屋さんがある壬生の島原というエリアです。

ある方を通じてご紹介を受けて通うようになったこの輪違屋さんは、

今も花魁(おいらん)が在籍してお客様をお座敷でもてなしてくれます。

花魁遊びは出来ませんが、ここのオーナーの高橋利樹さんは

前もってお電話を差し上げれば開けてくれます。

おそらく2階のお座敷時間の間をつぶすのに待合の場として

設けられたであろうバーカウンターが接客の場所となっていて、

一文字のバーカウンターのみです。

主玄関で靴を脱いで上がるスタイルです。

さすが輪違屋さんの高橋さんが出入りを許した

一流のお客様のみの社交の場であるだけに文化財の造りのなかで

お酒をいただくことができます。

お部屋に入るやいや、京弁で「あんたどなたでしたっけ?」と

一発目の切り捨て挨拶から始まり(笑)、

さてさて今宵は、国産高級ウィスキーをソーダで割って乾杯です!!

おつまみは、京の漬物とお手製おでんです。

何やら、いつの時代にいるのやら、不思議な空間の中で、

時が静かに流れていきます。

浅田次郎原作の新選組物時代小説「輪違屋糸里」の舞台になったのが

この輪違屋さんであります。

そんな歴史のあるお店で、オーナー高橋さんとの

京都遊郭のお話をつまみにいただくお酒は格別に美味しかったです。

最後に京漬物でお茶漬けを軽くいただきましたが、

さもないこの料理が真から美味しく感じられたのが

これまた不思議な気持ちでありました。

とても美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

参考にまでですが、ご主人高橋利樹さんは

書籍『京の花街「輪違屋」物語』を PHP新書から出版なさっております。

 

0521 輪違屋の外観

0521_2

0521_4

気さくなご主人高橋さんとの珠玉の一杯!!舞子はんも遊びに!

0521_5

0521_6

2階のお座敷を拝見しました。新撰組組長 近藤勇の書も拝見出来ました!

0521_7 輪違屋の家紋です。