5月は、甲府市中道エリアを歩いていますが、
今回は、山梨県立考古博物館に伺いました。
山梨考古博物館の小林さんに
お話を伺いました。
ここは、甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園などを含む、
広大な敷地の中にある場所です。
縄文時代から明治まで、発掘調査されたものが
たくさん展示されています。
長い歴史の中で、多くの人が暮らしてきたこと、
そして、時代によって生活道具が変わってきていることを
自分の目で見ることが出来て楽しいですね。
小林さんが、山梨県立考古博物館は、
「土の中からのメッセージ」をお伝えしているということを
おっしゃっていましたが、私は、その言葉がとっても素敵だなと
思いました。
展示物はさまざまありますが、
やはり注目なのが、殿林遺跡出土の深鉢形土器です。
大きな土器ですが、高さがなんと、72センチ。
縄文時代のものにしては、かなり大きいです。
海外でも展示された経験がある土器なのです。
最近、縄文時代が再び世界的にも注目されていますね。
縄文時代に特化した展覧会が開催されたこともありますし。
なんとなく歴史の教科書で見た、
縄の跡がついた土器、というのだけではなく、
ここでは、さまざまなデザインの土器を観ることが出来ます。
自由なデザインで、土器を作っていたんだな、
と思うと、ワクワクします。
みんなで競い合ったり、トレンドがあったりしたのかな?
と思うと楽しくなってしまいます。
縄文時代にも、
みんなが憧れている縄文土器作家さんがいたのかな?
と空想(妄想?)が止まりません。
ぜひぜひ、お友達や家族と一緒に、
縄文トークに花を咲かせてみてください。
そして、山梨県立考古博物館では、
春季企画展「人口拡大の時代─郷村・荘園の成立と展開─」を開催しています。
さて、入り口には、こんな顔出しパネルがありますよー。
ディレクター氏と私、土器のデザインの表情に似せて
撮ってみましたが、似てる…??