江戸時代に城下町だった場所を回っている
てくてくこうふ
先々週にお伺いした、金手にある慶長院の近くにある、
お味噌で有名な五味醤油にお伺いしました。
入り口にある、のれんもなんだかオシャレ。
触った感じが、帆布のようなしっかりした
肌ざわりでした。
五味醤油ってお名前ですが、
いまはお醤油は扱わずに、
お味噌を製造販売されています。
明治元年創業ということで、歴史があるお店。
三代にわたって、五味醤油の味で育っているという
ご家庭もあるそうです。
五味醤油で作っているのは、甲州味噌。
お味噌は、大豆と塩と麹で出来ていますが、
甲州味噌は、米と麦の2種類の麹が入る
全国でも珍しいお味噌なのです。
私もさっそく試食をさせて頂きました。
この日は、最高気温が30°を超える暑さだったのですが
(それでも9月半ば!!)きゅうりにお味噌をつけて頂いて
暑さによる疲れも癒されました。
味の特徴としては、麦麹を使用しているので、
香りが強くまろやかでコクがあるのです。
お味噌って、地域によっても異なりますが、
スーパーで売っているものとか、即席みそ汁のお味噌をみても
表面がツルっとしているのですが、甲州味噌は、
見た感じだと、お味噌の粒も大きい。
これは麹を濾していないからだそうです。
頂いてみると、塩気もあるのですが、
塩ってだけではなくて、少し深みがあって
お醤油のようなコクが感じられました。
こだわりの点は、麹も手作りにして、
出来る限り、昔ながらの手法で作ること。
麹は、3~4時間ごとに温度の様子を見るなど、
しっかりお世話をしているんですね。
さて、私もですが、最近は自分でお味噌や
塩こうじなど作るなど、発酵食品に興味がある人も
多くなっていますね。
五味醤油では、そのような方に向けて
ワークショップをやっています。
お味噌屋さんだけど、お味噌の作り方を教えてくれます。
五味さんが、味噌は完成するまで時間がかかるので、
その間の時間も楽しんでもらいたいとお話していたのが
印象的でした。
この日、私は五味醤油で、麹を1キログラム買って
塩麹を仕込みました。
いま、完成してお鍋に入れたり、
お肉を付けたりと楽しんでいます。
五味醤油さんのワークショップ、
私もとっても興味津々。
来年に食べるお味噌仕込みに行きたいな。
また来週も、てくてくします。