さぁ、今月は甲府市の湯村エリアを歩きます。
甲府駅から、車で15分くらいの温泉街です。
甲府市教育委員会の金子誠司さんに、
お話を伺いました。
こじんまりとした温泉街ですが、
のんびりした風情があり、知る人ぞ知る場所。
といった雰囲気です。
文豪が愛した温泉としても知られていますね。
湯村は、室町時代後半には、記録が残っていて、
また武田信玄も湯治に訪れていたそうです。
江戸時代、五代将軍 綱吉の頃には
茶亭を構えたり小屋を構えたりと整備され、
この時代にも”御用温泉”的な使われかたをしていました。
江戸中期以降には、入浴料を取るようになり、
一般の人が使えるようになったようです。
しかも、この時には、人のお風呂もあれば、
馬たち(農耕馬)のためのお風呂もあったそうですよ!
なんだか、ちょっとほっこり。
人も馬も、お湯で癒されていたんですね。
一度でいいから、その光景を見てみたかった。
さて、歴史深い湯村温泉。
稲荷神社は、昭和になると芸者さんも多数いて、
その芸者さんたちが、よくお参りに行った場所だそうです。
昭和の湯村温泉は、華やかだったんでしょうね。