今回は、甲府市の
武田通り山の手通りが交差するあたりの
満蔵院に行きました。
満蔵院は、時代によって、
お参りする人たちや、役割が少しずつ変わっている
興味深いお寺でした。
戦国時代には、信玄公が真言宗の中核的な役割を
持たせていたようです。
武将の必勝祈願を行う意味合いもあったみたいですよ。
そして、時代が流れ、江戸時代になると、
ここのあたりは、商家や職人が多く住むようになり、
満蔵院は、女性と縁が深いお寺になります。
境内には、女性の願いを叶えてくれる粟島堂が出来ました。
そして、もう一つ、祀られたのが、聖天様。
ここのお賽銭箱に掘られた、クロスした大根。
これこそ、聖天様のシンボルでもあるものです。
時代によって、お寺が果たす役割も
変わってくるのですね。
境内の中には、石で出来た狛犬もあります。
時代を経て、さまざまなものが祀られている、
面白いお寺ですので、
ぜひ立ち寄ってみてください。
また来週も、てくてくします。