今回は、酒折エリアでこの時期に、
良い香りを漂わせている場所、「不老園」に行ってきました。
こちら、門に入る前から、梅の花がちらほらと見えています。
小高い山の中に、梅園があるような感じです。
今日は、不老園の太田さんに
お話を伺いました。
小高い山を登ると、甲府盆地や富士山も見られます。
美しい景色と共に楽しめる梅の花。
紅白の色とりどりの梅の花もきれいですが、
何よりも香りも良いですね。
風がそよぐと、梅の優しい香りに包まれます。
ここ、不老園は、明治30年、市内に住む呉服商の
七代目奥村正右衛門が別荘として開園したもので、
ご本人が、自ら全国を行脚して梅の話を持ち帰って植えたそう。
しかも、自分だけが楽しむのではなく、
多くの人に楽しんでもらえるように、
園を開放していたそうです。
なんて、器の大きい方なんだろう…
山を切り開いて作られた園内からは、富士山だけではなく、
南アルプスと梅を楽しむことができます。
この日は、残念ながら、まだ南アルプス側の梅は、
咲いていませんでしたが、今週あたりは楽しめるのでは?
そして、私がお話を伺った場所は、
梅天神という天神様をお祀りした場所。
この近くにも、見事な、しだれ梅が植えられていて
花が咲くと、それはそれは美しい姿を楽しむことができます。
※これは、去年の写真です。
また園内の庵、長生閣の前に植えられた梅も見事です。
この庵から梅を眺めるのも、昔の人には風流だったんだろうなと
当時を想像しながら園内を歩くのも楽しそうですね。
小高い山の中にできた庭園を散策しながら、
梅を愛で、園内にある甘酒やおでんを食べるという、
楽しい梅見もできます。
私が好きな蝋梅もきれいに咲いていました。