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2018年7月

2018年7月31日 (火)

8月5日放送 第六十六回は 阿久悠 作『甲子園の詩』

20180510 (TAKEGONさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。


第六十六回放送は 8月5日。
今回 は、阿久 悠 が書きました『甲子園の詩』から5編の詩です。

20120730073244

昭和の大ヒット曲を 世に多く送り出した偉大な作詞家ですね。

日本レコード大賞での大賞受賞曲は作詞家として最多の5曲
1971年「また逢う日まで」尾崎紀世彦、1976年「北の宿から」都はるみ
1977年「勝手にしやがれ」沢田研二、1978年「UFO」ピンク・レディー
1980年「雨の慕情」八代亜紀
日本レコード大賞の作詩賞受賞は「ジョニィへの伝言」ペドロ&カプリシャス、「熱き心に」小林旭など
7回で最多記録となっています。

阿久 悠(あく ゆう)さんは、1937年2月7日  2007年8月1日)は放送作家、詩人、作詞家、小説家で、本名、深田 公之(ふかだ ひろゆき)。淡路島の出身です。第2回横溝正史ミステリ大賞、第45回菊池寛賞受賞。紫綬褒章、旭日小綬章を受章されています。

阿久さんは、直木賞候補となり映画化もされた小説『瀬戸内少年野球団』を書いているように、
野球を とても愛していました。

Img_2764 今日、朗読するのは、1979年から2006年にかけて、スポーツニッポン新聞に連載された『甲子園の詩』を5枚組のCDにしたブックレットの中から5編の詩とそれにまつわるエピソードです。
阿久 悠さんが、夏の甲子園の期間中 毎日、その日最も印象に残った試合 に詩を綴ったもので、CDでは、詩の朗読を軸にして、実況やナレーションも交えたラジオドキュメンタリー風の構成で、まるで あの頃ラジオから聴いていたかのような感動が味わえるものとなっています。

興味をもたれたかたは、こちらから。CDで全編の詩と実況を聴いてみてくださいね。

お聴きくださっての御感想 お待ちしています。
メールアドレス
sunset@fmfuji.jp
へ どうぞ。

さらに。この番組ブログの扉のサンセット写真は いつも夕陽・夕焼け・夕景を掲載しています。
最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
最近、投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
その他 全国の皆様は、LISMO WAVEや radiko.jpプレミアムでお楽しみくださいね〜♪

スマホやパソコンで聴けるアプリradiko.jpプレミアムでは、タイムフリー機能で、聴き逃しても 1週間以内なら いつでも聴くことが出来ます。

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【追記】いただいた御感想です。

clover山口県 かーや

野球が好きな、元高校球児の母です。

もこさんの朗読する5編の詩を聴きながら。知らないうちに涙が流れていました。

どうして、高校野球はこれほど人を引きつけ、自分の高校時代や子どもの高校時代にタイムスリップできるのでしょう。

どうして、こんなに熱くなれ、さわやかになり、こころが震えるのでしょう。

阿久さんの詩にそのヒントがあったように思います。

今年は100回の記念大会。平和な世だからこそ、甲子園に若人が集えます。

被災したところからの代表も、「普通。日常」をかみしめながらグランドに立ちます。

甲子園に出場できた選手も出られなかった多くの選手もその家族も、みんなみんな愛おしい。

がんばれー‼

2018年7月24日 (火)

7月29日放送 第六十五回は 平林初之輔 作『夏の夜の冒険』

_mg_7365_3 (富士川十兵衛さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

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第六十五回放送は 7月29日。
今回 は、平林初之輔 が書きました『夏の夜の冒険』です。

サンセット・シアター初登場の作家です。

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平林初之輔は、1892年 京都府竹野郡深田村生まれ。早稲田大学英文科を卒業し、初期プロレタリア運動の理論派として活動し、著作に「無産階級の芸術」などがあります。
評論家、推理作家、翻訳家でもあり、「新青年」に参加し、自作を発表する一方、ヴァン・ダインを「グリイン家の惨劇」の訳で日本に紹介しました。
1931(昭和6)年、パリで開催された第一回国際文芸作家協会に日本代表として出席しましたが、
同じ年、出血性膵臓炎のためフランスで客死しました。

今日お届けする作品、『夏の夜の冒険』は、1930(昭和5)年に新潮社の「文学時代 第二巻第九号」9月号に発表された短編です。

現代に通じる深刻な「幼児虐待」が、この小説のテーマになっています。
親を選べない子と、親になる資格のない女。

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【追記】いただいた御感想です。

cloverこんにちは、フクフクフッキーです。

平林はつのすけが書いた、「夏の夜の冒険」を聴いて、ただただ、ハッピーエンドであってほしい、少年が亡くなったのは、夢であったと終えてほしかったが、物語であろうと、現実であろうと、胸が痛むのは嫌ですねえ。

ハッピーエンドになる物語をチョイスしてもらいたいな。

2018年7月17日 (火)

7月22日放送 第六十四回は 夢野久作 作『ツクツク法師』『雨ふり坊主』

Photo_3 (ヨッシーさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

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第六十四回放送は 7月22日。
今回 は、夢野久作 が書きました『ツクツク法師』『雨ふり坊主』での2編です。

夢野久作、サンセット・シアターに 初登場ですね。

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夢野 久作(ゆめの きゅうさく)は、1889年、福岡県の出身で、
両親の離婚により祖父の手によって育てられました。
慶應義塾大学を中退後、農園の経営に携わりますがうまくいかなかったようで、
その後僧侶となり、修行する日々を経験します。
還俗した後、新聞記者として九州日報に勤め、この頃から童話などの執筆もおこなうようになりました。

1926年、『あやかしの鼓』で作家デビューを果たすと、その後も数々の作品を発表。
1929年に発表された『押絵の奇蹟』は、江戸川乱歩から褒め称えられるほどの傑作でした。
10年以上の歳月をかけ書き上げた、代表作『ドグラ・マグラ』が発表された翌年、
夢野久作は47歳で脳溢血のため亡くなっています。

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今日、朗読する1作目、「ツクツク法師」は「九州日報」に
1925(大正14)年の9月4日から~6日にかけて掲載された作品で、
欲張りな坊さんが主人公です。いっぱい貯めたお金を、この坊さんは いったいどうするのでしょう?

続いて2編めの「雨ふり坊主」は、同じく「九州日報」に同じ1925年の9月に
掲載され、「夢野久作全集1」に収められています。
農家のお父さんを思いやって、雨を降らそうとする太郎くんが けなげです。

どちらの作品も、新聞掲載時に使われているペンネームは、夢野久作ではなく、香倶土三鳥かぐつちみどりです。


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【追記】いただいた御感想です。

clover ビーグルハグ

いつも楽しみに、聴かせていただいております。

もこさんの声は、なんとも癒される声で、また表現が素晴らしい!

どんどん、お話の中に引き込まれて、情景が浮かんできます。

知っている作品も、そうでない作品も、生き生きとしています。

これからも癒される声で、たくさんの作品を紹介していただけたら嬉しいです。まだまだ暑いので、お身体に気をつけてお過ごし下さい。

2018年7月10日 (火)

7月15日放送 第六十三回は、小泉八雲 作『耳無し芳一の話』

Photo_2 (光代さん撮影)
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第六十三回放送は 7月15日。
今回 は、小泉八雲 が書きました『耳無し芳一の話』です。

小泉八雲、サンセット・シアターに 初登場ですね。

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小泉 八雲(こいずみ やくも)は 1850年、アイルランド人の父とギリシャ人の母との間に、
ギリシャに生まれましたが、フランスやイギリスで教育を受けたのちアメリカへ渡り、
得意のフランス語を活かして20代後半からジャーナリストとして活動を始めます。

1890年(明治23年)、アメリカの出版社の通信員として来日。その後、日本で英語教師となり、
翌年、松江の士族 小泉湊の娘・小泉セツと結婚。松江・熊本・神戸・東京と居を移しながら
英語教育のかたわら、欧米に日本文化を紹介する著書を数多く遺しました。
1896年 東京帝国大学文科大学の英文学講師に就職。日本に帰化し「小泉八雲」と名乗るようになります。
小泉八雲の肩書きは、新聞記者(探訪記者)、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、日本民俗学者
と多岐にわたり、東洋と西洋の両方に生きたとも言われています。

1904年(明治37年)に狭心症で死去。満54歳でした。

妻セツは、日本語が読めない八雲のリクエストに応じて、日本の民話・伝説を語り聞かせるため、
普段からそれらの資料収集に努めたようです。
彼女以外の家族・使用人・近隣住民、また旅先で出会った人々の話を題材にした作品も多くあります。

今日、お届けする「耳無し芳一の話」は、安徳天皇や平家一門を祀った阿弥陀寺(現在の山口県下関市にある赤間神宮)を舞台とした物語です。

Ganryujima_458 赤間神宮にある「耳なし芳一の像」

小泉八雲によって1904年に出版された『怪談』の中の17編の怪談の中の一編で、ここで取り上げられ、広く知られるようになりました。

八雲が典拠としたのは、1782年、一夕散人(いっせきさんじん)著『臥遊奇談』第二巻
「琵琶秘曲泣幽霊(びわのひきょくゆうれいをなかしむ)」であるとされています。


きっと、何度か読んだり聞いたりしたことのあるお話だとは思いますが、
滅ぼされた平家の人々の哀れを感じる、切なくも哀しい物語です。

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【追記】
御感想:かーやさんから
小学校の頃、私は仲良しのお友達のお寺の子ども会に所属していた。
お友達のお父さんが「パネルシアター」創始者の古宇田先生で、私たちは新作が出来るたびに 見せてもらえていました。
パネルシアターの「耳無し芳一」は、ブラックライトを使った、ドキドキするくらい怖い作品で、今でも思い出せるくらいです。
ラジオから流れる もこさんの声で語られる「耳無し芳一の話」は怖く盛り上がって、聴き入ってしまいました。
パネルシアターのこと、下関の赤間神宮のお堂のこと、いろんなことを思い出しながら聴きました。

2018年7月 3日 (火)

7月8日放送 第六十二回は akiko作『ジャズを詠む』

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(富士川十兵衛さん撮影)
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第六十二回放送は 7月8日。
今回 は、ジャズシンガーの akiko が書きました
ジャズを詠む 〜 人生を幸せにする、25のスタンダード・ナンバー』です。

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今回は、日本文学の名作・・・ではなく、今年、2018年4月に発行されたばかりの
ジャズシンガー akikoさんの初エッセイ集なんですね。

C00ca2_1c1b5dc70c4d43539397ec81df61akikoプロフィール
2001年、ユニバーサル・ミュージック傘下の名門ジャズレーベル「ヴァーヴ・レコード」より
初の日本人女性シンガーとしてデビュー。
既存のジャズの枠にとらわれない幅広い音楽活動で国内外で活躍。これまでに「ジャズディスク大賞」や
「Billboard Japan Music Awards」はじめ、数々の音楽賞を受賞。

また、アーユルヴェーダやヨガの資格を取得し、不定期でワークショップやリトリートツアーなども開催している。
akiko 公式サイト


GOOD DAY昼ジャズのコーナーにakikoさんに ご登場いただいたおり、この本を読ませてもらって
とても素晴らしい内容だったので、「サンセット・シアターという朗読の番組で紹介したいなぁ」
と申しましたら、快くご承諾くださって。

この本は、ジャズのスタンダード・ナンバーを紹介する というのではなく、
25曲のジャズ・スタンダードの歌詞にインスパイアされたakikoさん自身の、
25編の 生活や記憶の数々を綴ったエッセイになっています。
表題になっているジャズナンバーは、よく知られたものもあれば、
ジャズ好きな人だけが知っている...というものも。

じぃぃん...と感動、一緒に怒ったり、笑ったり、考えさせられたり。
文才の豊かさに感嘆しつつ、akikoさんだからこその 人との出逢い、縁の
素晴らしさに心を打たれます。

今回は、
「 My Funny Valentine 」
「 Look For A Silver Lining 」
「 Over The Rainvow 」
の3編です。
akikoさんの選曲によって、
それぞれ
リンダ・ロンシュタット、チェット・ベイカー、ジュディ・ガーランド
の歌唱ナンバーも聴いていただきます。

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【追記】いただいた御感想です。

cloverこんにちは、もこさん。フクフクフッキーです。

 私は中途失明者となって、10年となりました。心身に障害のある人や性的マイノリティーがある人にしかわからない世界を体験している一人です。

あきこさんのエッセイを聴いて、オズの魔法使いの最後の言葉、「どうして私は空を飛べないの?」のあとに続く言葉は、「私は私の足で歩いていくためだからよ」、と、続けたいですね。

ライオンも案山子も、ブリキの人形も、魔法使いに足りない物をもらったわけではなく、自分自身で行動し、さまざまなものを得たのですよね。

私は10年間、失明しながらも、生きてきました。人とのコミュニケーションがうまくいかず、投げやりになる時期もありました。それを救ってくれた人もいました。でも、最終的には、自分自身で行動するしかないですよね。

エッセイの中に、「どんな人もみな、完璧な存在なのだと認識される世界が実現してほしい」というフレーズがありました。

私は、完璧な存在を認識してもらうことは良いでしょうが、人間の不完全な存在が、みんなで助け合ったり、無い物ねだりをしたり、喜んだり恨んだり、悩んだりするのだと思います。障害者になりたくて生まれてきたり、障害を好きな人はいないと思います。それでも、なにかしらの光を求めて、人は歩いているのかな。

clover タケゴン

高校時代、名画座で「オズの魔法使い」を見ました。内容はすっかり忘れてましたが「Over The Rainvow」を詠んで頂いて記憶がよみがえりました。

 「願いは必ず叶う、でも努力が必要」

それは、おそらく「My Funny Valentine 」のエピソードでもあきらかですが、akikoさんご自身が一番感じていることなのではないか、そんなことを思いました。

 続編も希望します。エピソードの元になった原曲もよいけれど、akikoさんの歌唱でも聴いてみたいです。