今月は、戦国時代の甲府について
知ることができる場所を巡っています。
円光院は、南アルプスを見渡せる、
立派なお寺ですが、三条夫人の菩提寺としても
知られています。
お話を伺った、ご住職の武田浩而さんです。
三条夫人というと、小説の中では、
なかなか気位が高く、冷たい印象の人物ですが、
実際にはそうではなかったと、
ご住職のお話で分かりました。
お寺には、このような看板もたっています。
漢文に書かれている漢字を読んでみても、
優しく柔らかい人柄だったのだろうなと分かります。
三条夫人が亡くなった際には、
ここで大規模なお葬式が行われたということです。
三条夫人と武田信玄公の間には、2人の姫君がいましたが、
どちらも、その先の日本の歴史を作る礎になった人物と過ごし、
穏やかに過ごされたそうです。
そんな姫君の親である、三条夫人もまた、
穏やかな人だったのでしょうね。
こちらが三条夫人のお墓です。
広いお墓です。
もう少し近くによって見せて頂きました。
長い年月、多くの方が、このお墓を守ってきています。
実際に、ご住職にお話しを伺っていると、
小説とは、まったく異なったお人柄なんだなということが
良く伝わってきました。
南アルプスを見渡せる、美しい景色もまた、
三条夫人も眺めていたのかな、なんて、
思いを馳せることも出来たステキな時間でしたよ。
また来週も、てくてくします。