読書の秋にちなんで、鉄道に関する日本の小説を紹介します。
◆鉄道員/浅田次郎著
高倉健さん主演で映画化された「鉄道員」。
舞台は、分割民営化後のJR北海道。
主人公の佐藤乙松は、生まれて間もない娘を病気でなくし、
その後、病気の奥さんを看取ることなく、仕事一筋に生きてきた生真面目な鉄道マン。
乙末は、間もなく廃線となる路線の終着駅、幌舞駅の駅長をしています。
文中、キハ12形気動車、動輪、デゴイチ、ホーローのサボ、日付印字機、腕木式信号など、
鉄道ファンには嬉しい言葉が続々と出てきます。
頑固一徹の鉄道マンが過ごす最後の1日を描いた短編、鉄道員(ぽっぽや)、
心に温かい火が灯してくれます。
◆地下鉄(メトロ)に乗って/浅田次郎著
こちらも浅田さんの作品です。
父親と確執がある真次が、日々、地下鉄を使う中で父親の若かりし時代にタイムスリップ。
そこで父親と知り合い、当時の父親の置かれた境遇と、今の自分がとても似ていることに気付き、
現代戻ったとき、父親に会いにいくというストーリーが心をあたたかくしてくれます。
以上、2作品はいずれも映画化されているので、映画を見てから小説をというのもいいでしょう。
◆阪急電車/有川浩著
宝塚駅と西宮北口駅とを結ぶ阪急電鉄今津線を舞台にしている小説で、
車内で繰り広げられる人間模様がとてもユニーク作品。
最初の章で起こった出来事を、次の章では、それを見ていた別の人の視点で描き、
その人に降り掛かった出来事を、また次の章で取り上げ、
それを見ていた別の人の視点で・・・・というように、すべてがリンクしています。
本文に突然、甲斐犬が出てくるのには驚きました。
関西の話しなのに、山梨の犬が出てくるんです。
あとがきで有川さんが書いていますが、ストーリーに出てくる他人の会話は、
実話だったものもあるとか。
確かに、他人の会話は自然に耳に入ってくるものもあったりして、
それに対して同意したり、突っ込みを入れたくなることもありますね。
もしかしたら、私たちだって、鉄道を舞台にした小説が書けるかもしれません。
読書の秋、鉄ちゃんのあなたは、鉄道を舞台にした作品を読んでみては?
他に、面白い作品があったら教えてくださいね。
9月27日(日曜日)ご予定はお決まりですか?
今年も、「森雄一と中秋の名月お月見会」が開催となります。
中秋の名月にあたる9月27日(日曜日)午後4時スタート、午後7時30分頃終了予定です。
会場は、身延山ロープウェイの山頂展望台。
身延山といえば信仰の山・・・神聖な身延山の山頂から中秋の名月を愛でる観望会となります。
身延山の山頂といえば、富士山のビュースポット。
お天気によっては、月明かりに照らされる幻想的な富士山も見えるかもしれません。
天文や宇宙に興味のあるという方はもちろんのこと、
ただ「空を眺めるのがすき」とか、「きれいな秋のお月さまが見たい」、
「森雄一と宙話がしたい」誰でも参加OKです。
どんな方でも楽しんでいただけるように、企画しております!!
当日は、おひとりさま、カップル、3人、4人、ご家族単位の参加もOK、
途中参加、途中退場もOK。
当日は身延山山頂の現地集合、現地解散となり、身延山ロープウェイの乗車料金は、
各自お支払いいただくことになるんですが、
実は、身延山ロープウェイからYes!Morningをお聴きの方達へ、
当日のみ有効の往復乗車券を30名分いただいております
身延山ロープウェイ、太っ腹ありがとうございます。
おひとり、ペア、ご家族問わず、30名様に乗車券をさしあげますので、
番組宛にエントリーください。
エントリーの際は、お名前、住所、連絡が取れる電話番号、参加人数をご明記ください。
FAX:055-237-9044
締め切りは、9月18日(金曜日)いっぱい(24時)までとなります。
9月27日の中秋の名月、みんなできれいなお月様が見れますように♪
今日は日本で唯一の光景を求めてゆりかもめに乗ります。
オープンループ線を目指すぞ〜
ループ線は芝浦ふ頭駅とお台場海浜公園駅の間にあるんですが、
今回はレインボーブリッジを歩きつつ、ループ線も楽しみます。
芝浦ふ頭駅でで下車して、案内板に沿って進むこと10分。
レインボーブリッジの足下までやってきました。
こんな近くで見るレインボーブリッジって何なの?
スケールがすごすぎる
芝浦からお台場まで大人の足で大体30分ほどおよそ1.7キロのコースです。
行きは、北側が見えるノースルートで、帰りは側が見えるサウスルートを歩きました。
歩道のすぐ横を猛スピードで走るトラックなどにとまどいながらも、初めての景色を楽しみました。
途中、何度もゆりかもめに追い越され、すれ違い、その度に手を振るのも楽しいです。
ガードレールがそれほど高くなく、ちょっと怖かったです。
しばらく歩き、お台場エリアに入る頃、ノースルートからサウスルートへ移れるポイントに到着。
これはレアな連絡通路ですね。
都会のスカイスクレイパーが見えるノースから、お台場を望むサウスへ移動し、
元の場所に戻ります。
そしてループ線の近くにやってきました。
ループ線は普通、山を登る際に作られるので多くのトンネルがあります。
それが、ここは地上というか海の上ですが、トンネルがないので、
日本で唯一のオープンループ線なんです。
直径260メートルという規模で、ゆりかもめに乗っていればその様子が体験できます。
また、一般道路も同じルートなので、車を運転していても貴重な体験ができます。
アップで撮影するとこんな感じです。
この時期、レインボーブリッジの歩道は午後9時までオープンしているので、
ライトアップされた橋はもちろん、東京都心の夜景をレインボーブリッジから見るという
貴重な体験をしたい人は日が落ちてから歩くのをオススメします。
なお、歩道は11月から3月までは午後6時までしかやっていないので、
ライトアップされた中を歩けるのは4月から10月までの間です。
世界的にも珍しいオープンループ線。それが東京のど真ん中にありました。
都心で見るユニークな鉄道ポイント、是非、一度、行ってみてください。
今日は夏休みの総決算、先週の東京駅探索の続編として、新橋編をお送りしましょう。
日本の鉄道発祥の地として、忘れてはならないのが新橋駅です。
新橋駅は、日本の最初の鉄道ターミナル駅として1872年、明治5年に建設されました。
現在の新橋駅からは東に500メートルほど行ったところに、できるだけ忠実に再現したという、
旧新橋停車場があります。
小規模の鉄道博物館といった感じで、常設展示と企画展示があり、
常設展では、駅舎の基礎部分である石積みが残されています。
入り口に最初の見どころがあります。
コケで覆われた古い石段は当時9段あったそうですが、その一部が残されています。
旧新橋停車場そのものはそれほど大きくなく、2分程度でぐるっと一周できますが、
正面入り口の反対側にはプラットホームが再現されています。
周辺はサラリーマン憩いの場となっています。
演劇のステージから伸びる花道のようですが、長いホームの一部が再現されています。
そのホームの片隅に、短いレールが敷かれていて、
その端にはゼロマイル標識というものがあります。
1870年、明治3年に測量の起点となる最初の杭が打ち込まれたことを記念して、
3メートルほどのレールとともに復元されたものです。
それでは、現在の新橋駅に戻ってみましょう。
新橋駅のシンボルともいえるのが蒸気機関車の展示です。
駅の西側は広場になっていて、待ち合わせ場所にもなり、
誰もが目にするところに蒸気機関車がどどーんと展示されているのが目立ちます。
1日3回、汽笛が鳴るのにご注目。正午、午後3時、午後6時と3回のチャンスがあります。
続いて、新橋駅から東京駅へ向かって線路沿いを歩いてみましょう。
ほとんどが高架されていて、
外側部分は赤レンガがアーチ状に積み上げられて線路を支えています。
そのアーチ部分がいろんなお店の入り口になっているのが面白いです。
有楽町駅の南側は橋の下に赤提灯のお店が密集しているので、上野駅周辺もそうですが、
特に夜に行ってみると面白いんですね。
耐震工事中のところが多いものの、新旧コラボの入り口は面白いです。
新橋駅から東京駅まで、歩いてみると大体30分くらい。
今週末、東京方面にいらっしゃる鉄道好きの方がいらっしゃれば、
夏休み最後の週末ですし、日本の鉄道が始まったところを歩いてみていただければと思います。
夏休みも終盤です。
今回は、東京駅構内および、周辺で見つける遺構などを巡る旅に出発します~。
東京駅を起点に東西南北、様々な列車が走っていますが、
中心、起点ということで、「ゼロキロポスト」なるものが各ホームの線路にあります。
様々な形の標識で、数字の「ゼロ」が描かれています。
白い杭に黒字のゼロ、レンガを積み上げた台座の上に鎮座する石でできたゼロなど。
工事中なのか、チョークで書いたゼロがありました(笑)。
これは中央線1番ホームの0キロポスト。
東京駅といえば駅舎は見逃せません。
現在は見事な赤レンガの駅舎に復原されていますが、
戦時中、5回の空襲があったにも関わらず崩れることのなかった頑丈な造り。
そんな駅舎を外側から、内側から楽しみましょう。
外観を写真に収めようとすると、駅からちょっと離れて、
丸ビルと新丸ビルの間辺りから撮るのがベスポジ。
内側からは、丸の内北口改札を出てすぐ右手の「東京ステーションギャラリー」からがオススメ。
このギャラリー内の壁は当時の赤レンガを残しているんです。
館内は撮影NGですが、入り口付近とショップ内は撮影できるので、
そこのレンガを撮影しましょう。
また、出口にあるトイレ(男子。女子トイレは見てません)の手洗いの一部は
レンガがむき出しになっています。
買い物ができるエキナカは魅力たっぷりですが、古いものを見つけるのはさらに面白い。
この駅は重要文化財です。
毎日、何十万という人が利用している重要文化財なんて他にはないでしょう。
多くの人の旅立ちを見送り、新しい車両を受け入れ、雨にも風にも負けず鎮座する東京駅。
100年の歴史を是非、体験してください。
道路に敷設された軌道をまるでバスに乗っているかのように移動することができる
路面電車にスポットを当てます。
まずは路面電車のお勉強。路面電車は名前の通り電力によって動きますが、
その前身は馬でした。
いわゆる馬車鉄道から時代を経て路面電車となるわけですが、
馬車鉄道は、道路上に敷かれた線路の上に車両を乗せ、それを馬が引っ張るというもの。
日本で初めて馬車鉄道が走ったのは東京。
1882年、明治15年に開業し、最初の運行は新橋—日本橋間でした。
さらに、東京の各地でも運行が始まり、
最盛期には車両の数は300、引っ張る馬は2000頭もいたとか。
やがて大阪や函館と、全国各地に馬車鉄道が開業していきました。
何度か黄金期を経て、やがて衰退へ。
路面電車の衰退は1965年くらいから始まっていますが、
そのきっかけの一つがモータリゼーションです。
国による高速道路の整備や拡張によって、マイカー派が急速に増え、
同じ道路上を走るライバルとして自動車が市民権を得て、路面電車にとって変わります。
今後、路面電車が公共交通の主役になることは難しいものの、
世界では、建設コストの安さや環境への配慮もあり、再び注目されています。
日本の場合は高齢者に優しいという特徴もあります。
現在、東京都内を走る路面電車は2つ。
一つは下高井戸と三軒茶屋間を走る、東京急行電鉄世田谷線、
もう一つは、早稲田、三ノ輪橋間を走る、東京都交通局荒川線です。
今回、私は荒川線に乗って、その特徴を探ってきました。
早稲田駅です
道路の真ん中に駅があるって存在感がありますよね。。
駅に到着すると、緩やかなスロープをあがってすぐに乗車でき、高齢者に優しいのが分かります。
今はICカードで乗車できます。荒川線の最高速度は時速40キロ。
平均速度は時速30キロと、かなりゆっくり。
少年に戻った気分で目の前に広がる景色を楽しみましょう。
幹線道路を走る車と競争するように見えるところもあったり、
踏切がないところを車や歩行者が横切る様子が見られるのは路面電車ならでは。
降りる時にはバス同様、運転士にブザーで知らせます。
運賃は全区間一律で170円、ICカードで乗車すると165円です。
現在、9月16日まで、区間内9つのポイントでスタンプを押すスタンプラリーをやっています。
これに参加するには、大人400円という1日乗車券を利用するのがオススメ。
3回乗れば元を取れます。沿線にはサンシャインシティや飛鳥山公園、
あらかわ遊園という遊園地など、観光スポットへのアクセスも便利です。
繰り返しますが、ここは東京です。
何もかもがスピード化された現在、
当時のペースをしっかり守って走行している路面電車は都会のオアシスのようにも思えてきます。
ちんちん電車と呼ばれるように、発車する前に「チンチン」と、鳴り響く様子も心を癒してくれます。
関東には東京の2つの路線の他に、神奈川県を走る江ノ島電鉄、通称江ノ電もあります。
他にも、大阪や広島、札幌、熊本、鹿児島など、数は少なくても、
その土地土地での味わいがあります。
ラッピングされた車両や、ICカードでスムーズな乗車、そして高低差がないので楽々の乗車。
この夏、是非、観光地で路面電車に乗ってみて下さい。
おっはよ~~~~~ございます。
熱帯夜で眠れなかった・・・寝不足・・・体調管理できてますか?
夏バテ吹き飛ばしていきましょう~。
プレゼント
山梨県立科学館で8月23日まで開催、
「深海モンスターウォッチ」ご招待券を5組10名様に
通常、科学館への入館料+大人は200円かかる展示ですが、
この招待券で、科学館の入館料と、「深海モンスターウォッチ」、
スペースシアターの観覧1回が無料となります。
2週に渡って、西武鉄道の発車メロディを探求する旅に出かけましょう。
西武鉄道広報部の半田佑輔さんと、およそ3時間半かけていろいろ聞いてきましたよ。
集合は西武新宿駅。
ここで、1日フリーきっぷを購入します。
普段は販売されていないこの切符、今年の夏は妖怪ウォッチのスタンプラリーが行われていて、
それを使ってめぐります。
発車メロディ、スタンプラリー、2つを同時にトライして、ダブルの楽しい体験をしちゃいましょう。
スタンプラリーは、西武鉄道の駅構内に設置されている10カ所のうち、5カ所を押せばOK。
大人1000円、こども500円で購入できます。
まずは西武新宿駅で押してから、西武新宿線で一駅移動し、高田馬場駅へ。
JR、東京メトロ東西線も入居する、とてもにぎやかな駅です。
5番ホームで聞こえるのは、♪マルコメ味噌~♪マルコメ味噌のCMソングです。
マルコメの東京本部が隣接していて、その縁から採用されたとのこと。
続いて、上井草駅に降り立つと、何とも力が湧いてくるメロディ、
機動戦士ガンダムの主題歌、「翔べ!ガンダム」が!
ガンダムを製作したサンライズを始め、アニメ制作会社が多く存在する東京・杉並区。
上り、下りで異なるメロディが聞けます。
ここは、上り、下り、それぞれの改札口があるので、一度、改札を出て入りなおします。
南口にはガンダムのモニュメントが建っているので、見逃さないように。
その後、各駅停車で田無駅で降りて2つ目のスタンプを押しました。
ガンダムがいつでも見守っていますよ。
ん!?正面から見たい~?
では、あなたの目で確かめて。
続いて、東村山駅へ。
東京、東村山市の市政50周年を記念して、昨年より東村山音頭がメロディに採用されました。
40代以上の方であれば、「8時だよ、全員集合」で、
ドリフターズの志村けんさんが歌い、踊っていた、あれを思い出せるでしょう。
志村さんは東村山市出身というゆかりからですね。
途中、所沢駅で下車し、3つ目のスタンプをゲットして狭山市駅へ。
狭山駅は「たなばたさま」のメロディ、
そのお隣の新狭山駅は、ロッテの工場があることから、主力商品のFits、コアラのマーチ、
それぞれのCMソングが流れます。
これも上井草駅同様、上り、下りでメロディが使い分けられています。
来週も、西武池袋線の発車メロディをめぐります。
スタンプラリーも無事、完成するか?お楽しみに。