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2015年8月20日 (木)

鉄ちゃん道、どう?~東京駅構内、遺構をめぐるたび~

夏休みも終盤です。

今回は、東京駅構内および、周辺で見つける遺構などを巡る旅に出発します~。

東京駅を起点に東西南北、様々な列車が走っていますが、

中心、起点ということで、「ゼロキロポスト」なるものが各ホームの線路にあります。

様々な形の標識で、数字の「ゼロ」が描かれています。

白い杭に黒字のゼロ、レンガを積み上げた台座の上に鎮座する石でできたゼロなど。

工事中なのか、チョークで書いたゼロがありました(笑)。

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これは中央線1番ホームの0キロポスト。

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言われなければ気付きませんよね。
5、6番ホームはとても面白い。このホームのみ、東京駅開業時のものが残されています。
ご存知、去年、東京駅は開業100周年でした。その遺構を探します。
屋根を見てみると、高かったり低かったり、外が透けて見えたり見えなかったり、実に様々。
屋根を支える柱を見ると、丸い鉄柱があります。他のホームは四角柱なのになぜ?
それが遺構なんです。5、6番ホームの一番南側、有楽町駅寄りには、
古い鉄柱を残してあるという看板が設置してあります。

3

これが東京駅の屋根・・・・驚きの光景です。

4

工事中でちょっと痛々しいですが、これもこのホームだけ。

東京駅といえば駅舎は見逃せません。

現在は見事な赤レンガの駅舎に復原されていますが、

戦時中、5回の空襲があったにも関わらず崩れることのなかった頑丈な造り。

そんな駅舎を外側から、内側から楽しみましょう。

外観を写真に収めようとすると、駅からちょっと離れて、

丸ビルと新丸ビルの間辺りから撮るのがベスポジ。

内側からは、丸の内北口改札を出てすぐ右手の「東京ステーションギャラリー」からがオススメ。

このギャラリー内の壁は当時の赤レンガを残しているんです。

館内は撮影NGですが、入り口付近とショップ内は撮影できるので、

そこのレンガを撮影しましょう。

また、出口にあるトイレ(男子。女子トイレは見てません)の手洗いの一部は

レンガがむき出しになっています。 

買い物ができるエキナカは魅力たっぷりですが、古いものを見つけるのはさらに面白い。

この駅は重要文化財です。

毎日、何十万という人が利用している重要文化財なんて他にはないでしょう。

多くの人の旅立ちを見送り、新しい車両を受け入れ、雨にも風にも負けず鎮座する東京駅。

100年の歴史を是非、体験してください。