甲府駅北口から北東方面に歩いた場所にある、
SADOYAワイナリーへ伺いました。
お話を伺った、山本さんです。
甲府駅から歩ける場所にある、SADOYAワイナリー。
始まりは、明治42年。
江戸時代より続く「油」佐渡屋が転業し、
大正6年にワイン醸造販売を手掛ける、サドヤを創業しました。
食文化の欧米化を見込み、さまざまな苦労も乗り越えて
ワインの製造を始めたのですね。
サドヤワインの代表銘柄、シャトーブリヤン。
シャトーは、フランス語でお城のことや、
ワイナリーのことを指します。
そして、ブリヤンは、「輝く」という意味があります。
飲んでみると、まぁなんともフルーティーな香り。
そして、飲み口はさわやかですが、ちょっとこっくりとした
食べ物と合わせると美味しいだろうな、というお味。
山本さんには、クリームコロッケやグラタンなどとも
合うんですよ、と教えて頂きました。
オシャレなワインショップも、居心地が良くて
ずっと居たいくらいですが、
こちらにはワインショップだけではなく、
ワイナリーの見学もできます。
同じ敷地に、ワインの樽で作られた重たい扉を開けて
地下に行くと…
ひんやりとした空気と共に、
ワイン製造の工程を知ることが出来る資料が
並んでいました。
この下にある写真。
こちら、展示の部屋…かと思いきや
なんと、この部屋はワインを醗酵させるための空間だったとのこと!
もともとは、四方が壁に囲まれているタイル張りの空間。
この空間の上に、小さな小窓があり、ここから葡萄を入れて
醗酵させていたそう。
ここ、かなり広いんですよ。
大人30人は余裕で入れる、ちょっとした浴場のような感じ。
こうしてワインを作る工程を学びながら、
次に案内して頂いたのは、樽熟庫です。
扉を開けると、ワインを開けたときのような、
葡萄とアルコールの香りが、ふんわりと漂っていました。
ここで、樽に入れて長期熟成保存されるワインが並んでいます。
私が、ちょっと驚いたのが、樽熟庫で行われる作業。
木でできた樽は、中にあるワインを吸ってしまうそうです。
そうすると、樽の中に空気が入る隙間ができてしまうので、
月に1回程度、樽にあるのと同じワインを補充するそうですよ。
ワインは手間をかけて育てられているのですね。
実は、ここ樽熟庫では結婚式ができるそうです。
ワインにも祝福されながら、一生の思い出がつくれますね。
SADOYAワイナリーは、ワインを買うだけではなく、
作るまでの過程を知ったり、新しいワインと出会ったりと
ワインの楽しさを知ることができますね。
今日紹介した、ワインショップやワイナリーだけではなく、
レストラン レ・アンドールでは、季節の食材や山梨の食材を
使ったフレンチのコースも楽しめます。
結婚式だけではなく、SADOYAワイナリーでは
結婚パーティができますよ。
私も、(予定がないけど)結婚式したい場所が
見つかりました。(予定ないけど…)
なんだかステキな気分に浸りながら、
SADOYAワイナリーを後にしました。
また来週も、てくてくします。