先週の酒折宮跡から移動して、
甲斐善光寺にやってきました。
甲斐善光寺の副住職、吉原千仙さんに、
お寺の特徴や歴史について
お話をたくさん伺いました。
山門も朱色に塗られていて、とても華やかな印象。
奥に見えるのが、金堂。いわゆる本堂です。
善光寺の金堂は、他のお寺と比べると、
本堂の横幅が少し狭い印象が…
実は、横よりも奥があるのが、甲斐善光寺の特徴。
多くの方が本堂に入ってお祈りをした際に、
みんなに、ご本尊が見えるようになっているそうです。
さて、金堂の中に入ってみますと、
ひんやりとしていますが、凛とした空気が流れていました。
天井には、龍が描かれています。
龍の絵の下で、手を叩くと…
ビンっと音が跳ね返ってきます。
まるで、天井の龍が鳴いているような
不思議な雰囲気が。
そして、甲斐善光寺で体験できる
もうひとつものが、お戒壇廻りです。
暗闇の中を進んでいくのですが、
進む先は、ご本尊様の真下。ここにある鍵に触ると、
ご本尊様とご縁が結べるということで、
幸せの鍵なのです。
ここから、階段を降りていくのですが、
真っ暗なのです…
進めば進むほど、暗闇が深くなっていく感じ。
実際には、そんなに長い距離を
進んでいるわけではないのですが、
闇の中だと、時間がとても長く感じます。
そして、進んだ先には、鍵が!
鍵に触れた時は嬉しかったです。
でも、闇の中だと、自分の心拍数も聞こえてくるような
現代では、なかなか体験できないことですね。
それに、なんだか、自分の内面と対話をしているような
そんな雰囲気もありました。
甲斐善光寺は、電車の場合は、
JR中央線・甲府駅よりタクシー12分
JR中央線・酒折駅より徒歩15分
JR身延線・善光寺より徒歩7分です。
さて、来週も酒折周辺を散歩していきます。
お付き合いよろしくお願いします。