甲府いろいろ 第282回
毎月第1・第3・第5水曜日の11時からお届けしている甲府いろいろ。
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今日は、甲府市が行っている子猫の譲渡促進プロジェクトについて、甲府市 衛生薬務課 清水さんに伺いました。
市が保健所で保護した子猫たちに、新しい家族を見つけるお手伝いをする「子猫の譲渡促進プロジェクト」。
人と動物が共に暮らしやすい社会を目指し、譲渡の推進とボランティア支援を強化するため、クラウドファンディングも活用しています。
具体的には、譲渡ボランティアさんを随時募集しており、市から保護された子猫を一時預かってもらいます。預かっていただく間はエサ・トイレ・ワクチン接種などのケアをしてもらいながら、新しい飼い主との出会いをつなぐ活動をしていただきます。ボランティアの負担を軽くするため、フードやペットシーツ、ワクチン費用などは市がサポート。
また、糞尿被害の軽減や繁殖の抑制を目的とした不妊・去勢手術費補助制度も進められており、飼い主のいない子猫の相談は非常に多いとのこと。
譲渡ボランティアの負担を減らし、譲渡できる子猫の数を増やすことで、命をつなぐ取り組みをさらに強めています。
市は、寄付金をワクチンや投薬、保護猫のケア、不妊去勢手術費補助などに使う予定です。
寄付をするには、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」からクレジットカード等で手続きできます。現金での寄付を希望する場合は、納付書による申込も可能で、申込書は甲府市のウェブサイトからダウンロードできます。
昨年度のクラウドファンディングでは、目標の100万円を上回る129万2,000円の寄付が集まり、多くの子猫が新しい飼い主へつながる支援を受けられたそうです。
加えて、甲府市では地域猫活動や不妊・去勢手術を推進する取り組みも行っています。飼い主のいない猫が増えないように捕獲・手術(TNR)をする一方で、地域住民やボランティアへの啓発も進めています。
また、市では猫用保護器を無料で貸し出す制度もあり、TNR活動に参加したい方にもサポートが用意されています。ボランティアの輪をもっと広げることで、譲渡機会やケアの体制を強化し、命をつなぐ社会を目指しています。
電話でのお問い合わせ
甲府市役所衛生薬務課 055-237-2550 まで。
オンエアはFM FUJI のYouTubeチャンネルでアップされます。

