2018年10月28日 (日)

10月28日放送 第七十八回は 富山県の民話『元取山の童子』『弘法の目薬』

3(富士川十兵衛さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。


第七十八回放送は  富山県高岡市福岡地区に伝わる民話『元取山の童子』『弘法の目薬です。
さる10月8日に富山県高岡市でおこなった「もの語り」公演で、小川が語った地元の昔話で、
ぜひ、他の県の方々にも聴いてほしいと富山の皆さんがおっしゃってくださったので、
了解をいただいて、今回 読ませていただきます。

福岡(ふくおか)は、2005年11月1日に市町村合併により高岡市となりましたが、
富山県西部の石川県との県境に位置し、西礪波郡の全域を占めていた町でした。

毎年、9月23日、24日の両日は、江戸時代から300年以上続く「つくりもんまつり」が有名です。
野菜果物等を用いて人形などを作って市街地各所に飾り、五穀豊穣を祈願する祭りです。
素朴で趣向を凝らした「つくりもん」は、ユーモラスで可愛らしく、かつて小川も取材でお邪魔しては、感嘆したものでした♪National_museum_of_ethnology_osaka_


今回 お届けする二編、まず「元取山の童子」
元取山は、「富山の百山」の1つに選ばれている 標高195.6mの低い山で、
福岡町の西の方に位置しています。
この山が、どうして元取山(もとどりやま)と呼ばれるようになったか。
ほのぼのとした昔話かと思いきや・・・背筋がゾクゾク〜っっっっsign01

二つ目の「弘法の目薬」
こちらは、今もユズが特産の 福岡町の栃丘という山里に伝わる、今から千年ぐらいも前のお話です。
真言宗の開祖である空海、またの名を弘法大師が登場します。
さて、弘法大師と この栃丘とは、どういう繋がりがあるのでしょう...。

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あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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2018年10月16日 (火)

10月21日放送 第七十七回は 宮沢賢治 作『セロ弾きのゴーシュ』

5 (富士川十兵衛さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

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第七十七回放送は 宮沢賢治 作『セロ弾きのゴーシュ』です。

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宮沢賢治は、1896年(明治29年)に生まれ、1933年(昭和8年)に亡くなった詩人であり、童話作家です。
賢治は、仏教信仰と、農民生活に根ざした創作を行っていきました。

「セロ弾きのゴーシュ」は、賢治が亡くなった翌年の1934年に発表された作品です。

町の音楽会で演奏するため練習をするゴーシュは、音楽団の楽長に下手だと叱られてしまいます。
この、ゴーシュという名前は、フランス語で「不器用な」という意味に由来するという説もあります。

さて、家に帰って、深夜、一所懸命に練習に励むゴーシュのもとに、毎夜、毎夜、動物たちがやってきます。

猫、かっこう、タヌキの子、野ねずみの親子…夜ごと、ゴーシュの家にやってくる動物たちとの交流を通して、最初は、動物をいじめていたのが、次第に謙虚さと慈悲の心がめばえ、ゴーシュは、セロを演奏する音楽的な腕だけではなく、真に音楽を理解できる青年へと、人間として成長していく様子が感じられて、微笑ましいと同時に頼もしくも思えてしまいますね。

実は、宮沢賢治は、実際に農民楽団をつくって、自分の書いた詩に曲をつけて演奏をすることを目指していました。

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1926年に賢治は自分でチェロを買って、練習もしていたようです。
けれども、お世辞にも上手と言える腕前ではなかったとか。

ゴーシュは、賢治そのものだったのかもしれませんね。

この宮沢賢治が使用したチェロは、岩手県花巻市にある宮沢賢治記念館で大切に保管され、機会があれば演奏してもらえるようにと修復されて、1996年、宮沢賢治生誕100年の際には、花巻市は世界的チェロ奏者ヨー・ヨー・マを招いて、演奏会を開催、また、
2016年の賢治生誕120周年の記念イベントでは、チェリストの藤原真理(まり)が演奏しています。

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【 追記 】
御感想をいただきました。

埼玉県の ポンコ2さんから:
「セロ弾きのゴーシュ」、録音して3回 聴かせていただきました。
初めて知る話ではなかったのに、今回、かっこうが気になって仕方なかったからです。
私は最近、自分が かっこうのような立場になったことがありました。
相手は私のために、良かれと思ってしてくれているのに、歯車が噛み合わなくて噛み合わなくて...
だから、最後の一文が、まるで私に語られているようで沁みました。

2018年10月 9日 (火)

10月14日放送 第七十六回は 芥川龍之介 作『藪の中』

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(いるマダムさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

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第七十六回放送は 芥川龍之介 作『藪の中』です。

芥川 龍之介(1892年(明治25年)3月1日 - 1927年(昭和2年)7月24日)の
作品の多くは短編小説です。
「芋粥」「地獄変」など、『今昔物語集』『宇治拾遺物語』といった古典から題材をとったものが
多いのですが、今回の「藪の中」も、まさに、今昔物語集を下敷きにした、いわゆる「王朝物」の
最後の作品です。

この短編小説は、1922年(大正11年)、「新潮」の1月号に掲載されました。
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藪の中で1人の男の死体が発見されます。
それをめぐる4人の目撃者の証言と3人の当事者の告白によって構成されています。
果たして、誰が言っていることが真実なのか。また、どれも虚偽なのか。。
それぞれが矛盾し、錯綜しているので、真相をとらえることが とても難しいのです。

「真相は 藪の中」という言葉は、まさに、この小説から生まれました。

この小説を題材に、数々の論文が書かれていることも 名作と言われる所以ですが、
いまだ、真相は解明されていません。

さて、真犯人はだれ?
あなたの推理をお聞かせください。

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2018年10月 2日 (火)

10月7日放送 第七十五回は 江戸川乱歩 作『覆面の舞踏者』

20180525  (TAKEGONさん撮影)
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第七十五回放送は 江戸川乱歩 作『覆面の舞踏者』です。

前回の乱歩作品「疑惑」が、そうとうドキドキとして面白かったと感想があったものですから、
間を空けぬうちに、ドキドキ作品の登場です♪

江戸川乱歩(えどがわらんぽ)1894-1965
本名、平井太郎(ひらいたろう)。大正12年、「二銭銅貨」でデビューしました。
明智小五郎や小林少年が登場する、怪人二十面相や少年探偵団が有名ですが、
じわじわと怖さが来る、推理恐怖小説とも呼ぶべき世界こそ、乱歩の本領発揮かと。

この作品は、1926(大正15)年1~2月に新潮社の「婦人の国」の掲載され、
1926(大正15)年9月に発行された春陽堂「創作探偵小説集第四卷」に収録されています。

秘密結社のようなクラブ「二十日会」に新入会員として入会した主人公。
毎月1回、不可思議にしてエキサイティング、エロティックな会が催されるのですが、
入って5ヶ月目の会というのが・・・41815 お聴きくださっての あなたの御感想 お待ちしています。
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【 追記 】
御感想をいただきましたので、掲載いたします。

ラジオネーム:甲府市の四弦蟲(よんげんむし)さんから

こんにちは、もこサン。「覆面の舞踏者」聴きました。
一言だけ感想を…
興奮しました(笑)!

トラックで待機中にウトウトしながら聴いていたんですが…
だんだん興味もち、目を閉じながらその状況を想像して…
興奮しました(笑)!
数字の「1」と「7」分かりづらい書き方する人いますよね〜…

ラジオネーム:江戸川のオルカさんから

ラジコで聞いています。江戸川乱歩のお話、ワクワクしながら拝聴いたしました。
まず、お金持ちが集まる秘密結社というのが、すでに、怪しげな響きがありますね。
仮面を被った異性とダンスを踊り、お酒を飲むという趣向は、
男性なら誰でも憧れてしまう設定ですが、
もし自分がそういう場面に遭遇したら、きっと尻込みしてしまいそうです。
次回も楽しみにしております。

 




2018年9月25日 (火)

9月30日放送 第七十四回は 竹久夢二 作『大きな蝙蝠傘』『先生の顔』『大きな手』

20180510 (TAKEGONさん撮影)
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第七十四回放送は 竹久夢二 作『大きな蝙蝠傘』『先生の顔』『大きな手』の3編です。

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美人画で知られる竹久夢二(1884年(明治17年)9月16日 - 1934年(昭和9年)9月1日)は、
詩人でもあり、彼の書いた「宵待草」という詩には曲がつけられて大衆歌としてヒットしました。
また、童話も 当時の少女誌に多く書いています。

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今回お届けする3編は、いずれも 研究社から1926(大正15)年12月に出版された『童話 春』に収められています。
大正期の女の子に 竹久が求めた優しさや慎ましさが描かれているのではないでしょうか。


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さて。小川もこ が生で語る「ものがたり」

10月18日(木)19:30から、甲府市の名刹 甲斐善光寺さんでおこなう「二人会」

なんと。。3週間以上も前に チケット完売となってしまいました。
多くの御予約をいただき、まことにありがとうございます。
近くなって予定がわかったら。と思っていらっしゃったかた、申し訳ありません。
精一杯 良い時間をお届けできるようがんばります。

_________________________________

【 追記 】
いただいた御感想です。

新潟のタケゴンさんから

もこさま
9月30日の放送では「大きな手」が印象に残りました。

父は大工だったので、手はゴツゴツで腕は締まった筋肉と血管がクッキリと浮き出た、
いわゆる「職人の手」でありました。

 父は引退直後、くも膜下出血で倒れ、即手術・入院になりました。
看護師さんが(当時は看護婦と呼んでました)「お父さん、働き者だったんですね」
と言いながら、注射器をさしてたのを思い出します(血管が出てると看護師さんは嬉しいみたい)。

それを言われるたびに父が褒められたような気がして嬉しかった記憶がよみがえりました。
ボクはもうじき父が倒れた歳になりますが、健康に留意しつつがんばっていこうと思います。
ありがとうございました<(_ _)>

「二人会」のとき、山梨の夕日を撮るのが楽しみです(^_^)/~

2018年9月18日 (火)

9月23日放送 第七十三回は 芥川龍之介 作「女仙」「ピアノ」「女」

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第七十三回放送は 芥川龍之介 作『女仙』『ピアノ』『女』の3編です。

芥川龍之介(1892年(明治25年)3月1日 生- 1927年(昭和2年)7月24日死去)は、
東大在学中に同人雑誌「新思潮」に発表した「鼻」を漱石が激賞し、文壇で活躍するようになりました。
王朝もの、近世初期のキリシタン文学、江戸時代の人物・事件、明治の文明開化期など、さまざまな時代
の歴史的文献に題材をとり、スタイルや文体を使い分けた、たくさんの短編小説を書いています。

本日は、まさに その芥川お得意の短編の中でも、特に短い作品を3つお届けします。

『女仙』は、昭和二年二月に書かれた超短編で、たいへんユーモラスな作品。
岩波文庫「蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇」に収められています。25977152_1

『ピアノ』は、「新小説」に、1925(大正14)年5月に発表されたエッセイのような作品。
横浜の山手を歩いていると、廃墟にうち捨てられたピアノが独りでに音を発するのを聴いた「わたし」は...

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『女』は、大正9年4月に書かれた作品で、「解放」に1920(大正9)年5月に発表されました。
雌の蜘蛛が主人公です。119作中の前半で、雌蜘蛛は、ほとんど「悪」そのもののようです。
しかし、後半、徐々に彼女の母性が描かれていきます。
「女=悪」という芥川の母性観は、彼の出生七ヶ月にして実母が発狂したことによる母親の欠如、
伯母の厳しい教育などから、恐ろしいイメージもあったのでしょうか。

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さて。

10月18日(木)19:30から、甲府市の 甲斐善光寺さんで、「二人会」をおこないます。

FM-FUJIのパーソナリティーで落語家さんでもある三枝亭二郎さんと 小川もこ による「二人会」です。

ご本尊を背にしての、荘厳な雰囲気もあって、昨年秋に開催し大好評を博した公演の第二回目。
二郎さんの抱腹絶倒&感動を呼ぶ創作落語で、まずは大笑い♪

それに続く 小川の語りは 今年は森鴎外の「高瀬舟」をお送りします。
40分以上の長さの 原作そのままのノーカット版で、
もちろん台本は持たずに全部そらんじて、語ります。

喜助のおこなったこと、これは いったい罪なのか?
もしも自分だったら...と考えさせられる名作です。
ぜひぜひ お誘い合わせの上、お越しくださいね。

2018年9月11日 (火)

9月16日放送 第七十二回は 太宰 治 作『ヴィヨンの妻』後編

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第七十二回放送は 太宰 治 作『ヴィヨンの妻』後編です。

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前回の前編を聴いていらっしゃらないかたのために、簡単なあらすじを。

” 放蕩の詩人・大谷の妻 さちは、ある深夜、慌ただしく帰宅した夫の気配で眼を覚まします。
追いかけるように来訪した中年男女をジャックナイフで脅し、夫は外の闇へ逃げ去ります。
さちは、その後、中野の小料理屋を営んでいるという夫婦の二人から 夫が この3年、
まったく金を払わずに店の酒を呑んでいるばかりか、その夜、店の運転資金である5,000円を
わしづかみに盗んでいったことを知らされるのでした。
自分がきちんと後始末をつけるからと、その夜は夫婦に帰ってもらったものの、
なんの思案もなく、翌日電車に乗ると、その中吊り広告で夫の名と掲載されている論文のタイトル
「フランソワ・ヴィヨン」の文字を見つけ、なんとも哀しくなるのでした。"


さて、さちは、その後、中野の店に行って、どんな解決策を見出すのでしょうか。
夫婦は、いったい どうなっていくのでしょう。

「ヴィヨンの妻」後編をお楽しみください。

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追記:
【 番組をお聴きくださった御感想 】

オガッチさん

二週に分け太宰治作品が聴け楽しかったです。
中でも「ヴィヨンの妻」はダメな旦那のせいで苦労する妻の話でありますが、
どこかユーモアを感じ大好きな作品ですね。
ちょっと長めな作品ですがサンセットシアターで読まれた事に感激です。。

再び太宰作品をこの番組で取り上げられたら嬉しく思います。。

2018年9月 4日 (火)

9月9日放送 第七十一回は 太宰 治 作『ヴィヨンの妻』前編

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第七十一回放送は 太宰 治 作『ヴィヨンの妻』前編です。

この番組で一番登場回数の多い作家、太宰ですね〜
彼の作品は、人間の機微、男女の機微が 哀しいほどに深く描かれているので
読むほどに惹かれていってしまいます。

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筑摩書房から出されていた総合雑誌『展望』の1947年3月号に発表された中編小説です。

ある程度 編集いたしましたが、それでも長いので、今回は2週に渡って、
前編・後編に分けて朗読します。

酒と女に溺れ、家庭を顧みず自堕落な日々を送る貧乏詩人・大谷(おおたに)。
その妻、さちの視点から語られていく物語です。

監督 根岸吉太郎のメガホンによって、映画『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』として
主演、松たか子・浅野忠信で2009年10月に公開されていますので、
ご覧になったかたもいらっしゃるでしょうか。

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「ヴィヨン」とは、作中の詩人・大谷が雑誌に書いたという論文のタイトルで、
15世紀に実在したフランスの詩人フランソワ・ヴィヨンの名。
大谷もフランソワ・ヴィヨンも、どちらも放蕩詩人。
そんなところから、この小説のタイトルを『ヴィヨンの妻』としたのかもしれません。

太宰 治 本人をそのまま投影させているかのような詩人 大谷。
ほんとうにダメな男。。。
そう思いつつ、女というのは、そういうダメンズに惹かれるものなのか。
さち 自身も次第に変わっていく その姿に、読むほうがハッとさせられます。

まずは前編を聴いてみてください。

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さて。サンセット・シアターを愛してくださっている皆様へ

小川もこの語る「ものがたり」、目の前でLIVEで聴いてみませんか?

10月18日(木)19:30から、甲府市の 甲斐善光寺さんで、「二人会」をおこないます。Katari20181018_a
FM-FUJIのパーソナリティーでもお馴染みの高杉J二郎さんは、
創作落語を得意とする落語家さんでもあります。高座にあがる時の名前は、三枝亭二郎さん
その二郎さんと 小川もこ による「二人会」です。

昨年秋に開催し大好評を博した公演の第二回目。
二郎さんの軽妙洒脱、抱腹絶倒にして感動を呼ぶ創作落語と、
小川の語りは 今年は森鴎外の「高瀬舟」をお送りします。
以前、このサンセット・シアターでも取りあげましたが、その時は20分の長さに編集したのです。

甲斐善光寺さんでは、その倍の40分以上の長さのノーカット版で、もちろん台本は持たずに、
全部そらんじて、語ります。

島流しにされる罪人・喜助のおこなったこと、これは いったい罪なのか?
深い愛情に貫かれた兄・喜助の行動に、もしも自分だったら...と考え込んでしまいます。
ぜひぜひ お誘い合わせの上、お越しくださいね。

詳細はこちらを。

御予約はこちらから。

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追記:
【 お聴きくださった御感想 】
オガッチさん

「ヴィヨンの妻(前編)」を聴かせて頂きました。
太宰作品の中でもかなり好きで思い入れがある作品です。
もの語り冒頭で4人の登場人物が出てくるのですが、うまく配役を演じ読まれてたように思います。
この「ヴィヨンの妻」も自身を主人公に投影させてるせいか、
大谷という「だめんず」をうまく描いてておもしろいですね♪

後編も楽しみにしています。。

2018年8月28日 (火)

9月2日放送 第七十回は 江戸川乱歩 作『疑惑』

Img_20180818_184057_312_822 (山中湖村 ヨッシーさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

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第七十回放送は 江戸川乱歩 作『疑惑』です。

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江戸川乱歩(えどがわらんぽ)は、1894年(明治27年)三重県に生まれ、
1965年(昭和40年)に亡くなった推理小説作家です。
数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、
『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がけました。
代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。
1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設されました。    
戦後は推理小説専門の評論家も勤め、日本推理作家協会初代理事長であった乱歩は、
実際に探偵として、探偵事務所に勤務していた経歴も持っています。

ペンネームの江戸川乱歩は、19世紀のアメリカの小説家、エドガー・アラン・ポーに由来してるんですね。


今回 お届けする「疑惑」は、1925年、大正14年、「写真報知」に発表された中編小説です。
Img_3580 父が殺された。深夜一時ごろ、家の庭で斧か鉈のような刃物で頭を割られたのだ。
母、兄、おれ、妹... ―家族全員に疑いが掛かった。。。

「おれ」が、友人に、その捜査状況を、日を追って語って聞かせていくという設定で、
2人の会話だけで構成されています。

さて、父親は、いったい誰に、どのようにして殺されたのか。。。
あなたは、その謎が解けるでしょうか?

ぜひ。お聴きくださっての御感想 お待ちしています。
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さらに。この番組ブログの扉のサンセット写真は いつも夕陽・夕焼け・夕景を掲載しています。
最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
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あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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______________

【追記】お聴き下さったかたからの御感想です。

cloverラジオネーム カドヨシです(神奈川在住です)
毎週 サンセット シアター楽しみにしています

 もこさん 「疑惑」ききましたよ
おもしろい (お話の内容はおもしろい話ではないですけれど)
むしろ いったい誰が犯人!!
って ドキドキしながら聞き入りました
2人の 演じわけが見事で 向き合って こそこそ 話しているような場面 想像 しちゃいました

犯人は 本当に斧の事わすれていたのかぁ 
事故が起きる前までは 斧の存在 わすれていたとしても 
置き忘れた斧が原因で お父さんが亡くなった時点で
思い出すだろうに~って 疑いながら聞いちゃいました

でも おもしろいので また江戸川乱歩 聞きたいです
よろしくお願いしまぁす  (GOOD DAYの語りがなくなつたのが ちょっと残念)

 

cloverラジオネーム: オガッチ

江戸川乱歩は好きな作家の1人ですが「疑惑」は読んだ事がありませんでした。
やはり推理モノでありながらも江戸川乱歩が書くとおどろおどろしいですね(笑)
次男が探偵を気取りながらも、まさかのまさか自身が犯人だったとは。
驚きのどんでん返し。そして、もこさんの鬼気迫ってくる読み方も良かったです。。

 

2018年8月22日 (水)

8月26日放送 第六十九回は akiko作「ジャズを詠む」part2

5 (富士川十兵衛さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。


第六十九回放送は ジャズシンガーの akiko が書きました
『ジャズを詠む 〜 人生を幸せにする、25のスタンダード・ナンバー』
第二弾です。

Img_2024
前回にお送りしたのが大変好評だったので、今回、2度目の登場!
同じ本から別のエッセイ3編をお送りします。

曲は、
アキコ「スパルタカス〜愛のテーマ」
江利チエミ「テネシーワルツ」
ビリーホリデー「Come Rain or Come Shine」です。

akikoさんや この本についての詳細は、こちらのページをご参照ください。

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