11月19日放送 第二十九回は 佐江衆一 作「装腰綺譚」後編
ご案内役の 小川もこ です。
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サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 日本文学の名作をセレクトし 朗読させていただきます。
第二十九回放送は 11月19日。今回 は、佐江衆一さんが書きました「装腰綺譚」後編です。
前編を聴いていらっしゃらなかったかたのために、前回のあらすじです。
小料理屋の松川に、女中として働いている お仙は、年の瀬も押し迫った12月28日の夕暮れ、
大川(今の隅田川)にかかる「新大橋」の上で、剣術道具を川に投げ込む侍の姿を目撃する。
その夜、松川に来たのは、さっき見た侍、矢島清三郎だった。
剣術道場の塾頭、堀尾伝十郎に 嫌味を言われている清三郎を お仙は不憫に思い、
彼を引き止め飲み直してもらううちに、侍をやめ、根付職人になる決意を聞かされる。
本職の根付職人を目指し、御徒衆組屋敷を出て町人となり、名前も清吉と変えて、新しい根付のデザインを考えている彼を、お仙は、女中の仕事の他に、朝、貝売りの仕事をして、生計を支える。
どうやら、おせんには、辛い過去があるようだ。
清吉がスリと間違われ、番所(現代の交番)に連れて行かれたという話を聞かされた お仙は、
顔色を変えた。
さぁ、清吉の根付は、出来上がるのか?おせんは、どうするのか?
今回、前編と後編に分けてお届けいたしました。
主人公の心のひだを もっと知りたいという方は、
ぜひ、原作の「続・江戸職人奇譚」に収録された「装腰奇譚」を、ぜひ、読んでみてくださいね。
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「御感想」
SUSUMU.Tさん
これほど待ち遠しい一週間はありませんでした。
パソコンの前に正しく座って江戸の町並みに思いを馳せつつ聞きました。
クライマックスの展開は 二通り考えられることがあって、
動なんだろう?と思っていましたが、決着がつきました。
とても爽やかに決着です。ありがとうございました。