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2015年7月12日 (日)

山梨県 レディオネーム エッちゃんへ。

毎週16時30分頃からお送りしている

「佐藤ドミのしわしわ知恵袋」。

リスナーからの真剣な悩み・質問にお答えする3時間で唯一の真面目なコーナー。

用意された時間は、たったの4分間。

毎週オレの無い知恵振り絞って、本当にみんなのお悩みに正面から立ち向かわせてもらっている。

先週投稿してくれた山梨県のレディオネーム「エッちゃん」。

貴女の「あと一週間後一人暮らしを始めるのですが、お化けが怖くて仕方がありません。

どうすれば良いでしょうか?」

という真剣なお悩み。

エッちゃんは確か23歳だったよね?

毎週「彼女に弄ばれている」「会社を辞めたいが、次どうしていいか分からない」「友達がどうして

も出来ない」「私は働きたいのに旦那が許してくれない」

などなど結構ヘビー目なお悩みが多い中、エッちゃんの相談が実に可愛く思えてしまい(勿論、

ちゃんとしたお悩みだとは受け取りましたよ)何かしょーも無い事言って時間が来てしまったのが、

気になってまして。

この場を借りまして、ドミンゴ流のお答えをさせて頂きます。

これはオンエアーでも言ったけど「お化けが怖い」ってのはキミが「想像力が豊か」って事の証拠だ

ともオレは思うんだ。

だって例えば、夜一人でオシッコに行く時「トイレのドア開けたら日本兵が立っていたら、どうしよ

う!」とか「今テレビを消したら真っ黒な画面に女の顔が写っていたら、どうしよう!!」

とか、思っちゃうんじゃないかな。

それって

「見てもいない」「出会ってもいない」架空のモノを勝手に想像して怖がってるんだよね?

でもさ「見た事があるモノ」より「見た事ないモノ」の方が怖いのは決まってるじゃん?

それと同様、オレが思うに一定の年齢に達した大人が男女問わず一番怖いのって

「経験していない事」

だと思うんだよ。

例えば貴女が今まで会社の色んな企画チームに所属して、そのプロジェクトの雑用ばかりやって

来たのに、お偉いクライアント勢揃いの明日のプレゼンでいきなり初めて進行役をやる事になっ

た。

怖いよね?

貴女がお腹を痛めてようやく産んだカワイイ赤ちゃん。一週間経ってようやく一緒に退院。

ところが次の朝、生まれたての我が子が急に高熱を出して泣き止まず、お乳も飲まない。

新米過ぎるママの貴女は、どうしていいか分からない。

怖いよね?

しっかりとアイデンティティーが確立された大人は「経験していない事」が怖いんだ。

この考えに当てはめると未経験の「対象」は関係ないんじゃない?

貴女は23歳で大人だけど「見た事も無い」「未経験」のお化けが怖いのは、コレある意味当たり

前の事だと思うよ。

でも現実問題、周りの同い年の友達が大勢立派に一人暮らししているのに、自分だけはお化け

が怖くて不安でしょうがない。

これは良く言えば「貴女の感受性が人より強い」。

そして悪く言えば「単なるビビり」なだけだよ。

そういうオレも相当な怖がりだったから。

いつから克服したかなんて正確には分からないけど、今は一人暮らしが出来ないほど怖がり

ではないなぁ。

東京に最上京した20代中盤から、それまでの人生では全く経験した事の無いモノへ自ら沢山飛

び込んで行ったからね。そりゃぁ全て小便全部出るほど怖かったよ。

でも自分の夢を叶える為で人生掛かってるから、絶対に逃げなかったよ。

そこでした緊張・焦り・不安・葛藤はハンパ無かったから、いつの間にか「お化け怖い」は吹っ飛ん

でいたなぁ。いや「お化けが怖いんです」とか言ってる場合じゃなかったから(笑)。

エッちゃんは23歳とまだ若く、社会人としても、ひよっ子だ。

でも、これから先キチンと一生懸命お仕事と人生と人間と向き合っていれば、必ずやって来る

「未経験軍団」。結果が失敗でも良いんだ。

コイツと魂込めて闘い続ければ、後々物凄い武器になる「経験」が増え「自力」も自然とアップして

来る。

その時にはきっと「お化け」なんか、どうでもよくなってるとドミンゴは思うよ。

最後に。

どんな大人でも「世界的VIPの大手術の執刀」だろうが「お化けチャン」だろうが、怖いモンは怖い

んだ。若い今のうちに沢山お化け怖がっときな!

以上。