「金曜・銀幕屋」
「金曜・銀幕屋」
親愛なるリスナーの皆様。 Dです。もとい銀幕屋の「もぎり・パンフ売り」です。 本欄ではコーナー直後に主(あるじ)が紹介致しましたフィルムの補足データやらを更新致しますデス。
「あるじ」が本日選んだフィルムは「鍵泥棒のメソッド」
2012年9月公開作品。
86回キネマ旬報ベストテンで「日本映画脚本賞」 「芸術選奨文部科学大臣賞」
36回日本アカデミー賞「最優秀脚本賞」「主演男優賞」「助演男優賞」「助演女優賞」などの受賞作品です。
内田けんじ脚本・監督作品
出演は、堺雅人 香川照之 広末涼子。 主題歌は吉井和哉「点描のしくみ」
本作のスジは・・・ 35歳にして定職もない主人公桜井は、売れない役者稼業にも嫌気がさした上、自殺にまで失敗。 銭湯で見るからに勝ち組男のコンドウが目の前でひっくり返り、頭を強打し記憶を失っている。 桜井は衝動的にコンドウの荷物を盗みコンドウに成り済ますのだが、コンドウは伝説の殺し屋…。 生き様が全く違う2人の男の人生が入れ替わる、という あらすじ。
まず注目するは「オリジナル脚本」を監督した作品である、という事! スジから演出までが出来上がってのキャスティング!
そしてお次がキャスト。 演技派・堺雅人が「売れない役者」の演技を、 芸達者・香川照之が「伝説の殺し屋」→記憶を失い「売れない役者」へスイッチした演技。
ちなみに内田監督は記憶喪失映画の大作「ボーンアイデンティティー」がお好きで、 甲本ヒロトの「天国うまれ」から本作の想を得たとか。 自身のアイデンティティや他人の人格が根底から「揺れる」シチュエーションが好き、とも。
「鍵泥棒のメソッド」 BluerayとDVDでリリースされております。
ステキな映画と共に楽しい週末を・・・