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2017年12月24日 (日)

12月24日放送 第三十四回はウィーダ作『フランダースの犬』

Dsc_033320170910_17 『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。 

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

第三十四回放送は 12月24日。今回 は、ウィーダが書きました「フランダースの犬」です。

テレビアニメでお馴染みの作品かと思いますが、イギリスの女流作家ウィーダ
(本名:マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー)が1872年に発表した児童文学です。
フランス人の父と、イギリス人の母の間に次女として産まれたウィーダは、
20歳ごろから小説を書き始め、1863年『囚れの身となって』を発表して作家デビュー。
『二つの旗の下に』『ストラスモー』『銀色のキリスト』など40冊以上、発表しています。

大の犬好きで動物愛護協会設立に尽力し、晩年は多くの犬と暮らしたとのこと。
パトラッシュの描き方からも、彼女の、犬への愛情が伝わってきますね。

 

『フランダースの犬』の舞台は19世紀のベルギー北部のフランドル地方。

アントワープに隣接するホーボケンが、ネルロとパトラッシュの居た村のモデルとされています。
ウィーダはこのお話を執筆する前の年にアントワープやホーボケンも訪ねており、
この村に風車小屋が実在していた事がわかっています。

原作が書かれたのは1872年。
日本語版は1908年(明治41年)に初めて出版されました。
当時は、西洋人の固有名詞が受けいれにくいと思ったのか、
ネロは清(きよし)!、パトラッシュは斑(ぶち)!!、アロアは綾子(あやこ)!!!、
などと訳されたそうです。
今日、お届けするのは、1929年(昭和4年)の菊池寛 の訳によるものです。

そして。ネルロとパトラッシュが見たルーベンスの絵は、これ。O0700046711628724047
クリスマスイブにお届けするお話、じっくり聴いてみてくださいね。

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