5月6日 第五十三回は 新美南吉 作『花のき村と盗人たち』
ご案内役の 小川もこ です。
毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。
昨年の5月にスタートしたこの番組も、丸1年。今回から2年目となりました。
なおいっそう。語りで届ける文学の愉しさを お届けできるよう、がんばってまいりますね。
第五十三回放送は 5月6日。
今回 は、新美南吉が書きました、『花のき村と盗人たち』です。
新見南吉の作品は、今年の1月にとりあげた「おじいさんのランプ」に続いて、二度目の登場ですね。
児童文学作家である新美南吉は、1913年(大正2年)に愛知県半田市に生まれ、
小学校の代用教員や女学校の教員をしながら、北原白秋と出会い、
赤い鳥や、童謡同人誌「チチノキ」などに作品を発表していきます。
が、喀血を繰り返し、1943年(昭和18年)、結核のため、29歳の若さで亡くなっています。
そのため、作品の数は決して多くありませんが、「ごんぎつね」をはじめ、
数々の心あたたまる童話や、童謡、詩、短歌、俳句や戯曲も残しています。
今日、お届けする『花のき村と盗人たち』は、「赤い鳥」に発表されたもので、
南吉の死の直後、帝国教育出版部から 1943(昭和18)年に刊行された
第三童話集「花のき村と盗人たち」の 表題作とも なりました。
花のき村という平和な村に、もともと盗人だった「かしら」、そこに弟子入りしたばかりの、
釜師の「釜右ヱ門」、錠前屋の「海老之丞」、角兵衛獅子の少年「角兵ヱ」、大工の息子の「鉋太郎」
という5人の盗人がやってきます。
さて、5人の盗人たちは、この村で、盗みを はたらくのでしょうか?
人は、きれいな心に出会ったり、誰かから信頼された時、
自分もきれいな心で それに応えたいと思う生きものですね。
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:写真は、4月9日の静岡県浜松市にあります日本三大砂丘のひとつ、「中田島(なかたしま)砂丘」です。
この砂丘の思い出なんですが・・・20年以上前のこと、当時、中田島から近いところに、舟のエンジンなど製造している会社の工場で、期間社員として働いておりました。
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