8月20日放送 第十六回は芥川龍之介 作「蜜柑」
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』
ご案内役の 小川もこ です。
毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 日本文学の名作をセレクトし 朗読させていただきます。
第十六回放送は8月20日。今回 取り上げるのは、
大正期に活躍した作家・芥川龍之介が書きました、「蜜柑」です。
芥川作品は、二度目の登場ですね。
芥川竜之介の短編小説で、初めて掲載されたのは、1919(大正8)年「新潮」の誌上で、全2章構成の「私の出遇つた事」の「一」として発表されました。
小学校の国語教材としても使われていますね。
芥川の私小説のように書かれていますが、実際、本人の体験を書いたもので、このエピソードは1916年(24歳)当時のものだとか。
大学卒業後、芥川は横須賀に勤めつつ、鎌倉に下宿していました。その通勤に横須賀線を利用していたんですね。
短い時間の中で 次々と描写される プラットフォームと車内の様子、目の前の少女、夕刊の記事、そして汽車は、トンネルの中へ。。。
さぁ、小説の中で、どんな 鮮やかな蜜柑の色が浮かびあがるのでしょう。
サンセット・シアターでお楽しみくださいね〜
あなたのご感想をお待ちしています。
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日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。
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【 追記 】
御感想です。
私の中で、山と海が見える オレンジ色に染まった風景を想像しながら聴いていました。
13,4歳の女の子といえば、まだ中学生。
現在の何でも揃っている日本では考えられない当時(大正時代)のなかでも、家が貧しかったのでしょうね。
勉強も遊びもしたい年頃なのに、家族のために奉公に行くのでしょうから。
姉妹の仲が良く、面倒見の良いお姉さん。
決して裕福ではない環境の中でも、弟達に愛情と思いやりをみせた場面に、涙腺ウルウルです。
とても温かな ぬくもりを感じました。
作者の芥川さん、他人を見た目で判断した自身を恥じながら、忘れてはいけない大切な心に
胸が熱くなる思いだったのではないかと思いました。
これからも、もこさんの朗読、楽しみにしています。
千葉県船橋市 あっこちゃん
イライラしていた気分が癒された、とってもよい話でした。
サッキー