西東京市のフネッシーさんへ。
先週の「佐藤に聞け！」でも、お２人のお悩みにお答えさせて頂きました。
しかし２人目のレディオネーム・西東京市のフネッシーさんへのお悩みが短時間で答えを出すに
は、実に難しく、納得のいかない答えのままコーナーは終わってしまいました。
あれから、佐藤ドミンゴなりのお答えをキチンと出すべく、ずっと考えていました。
ようやくお伝え出来そうなので、このブログを使ってお答えしたいと思います。
お悩みは、数年前に買った家族用のパソコンで現在高校１年生の息子さんがゲームが止まらず、
朝・昼・晩とゲーム漬け。学校への遅刻も多くなり、時には学校へも行かずにゲームをしている時
がある。いくら叱っても、パソコンを隠しても効果無し。フネッシーさんは母親として、どうすればい
いか？という内容でしたね。
パソコンでゲームをしている若者が世界で何万人といる中、学校をサボってまでゲームをしている
というのは流石に行き過ぎですよね。今１年生とのことですが、受験を将来お考えだとしたら、さぞ
御心配だと思います。
今、フネッシーさんはパソコンと一緒の息子さんが入っている空間の外から、一生懸命叱ったり、
怒ったりしている状態だと思うんです。つまり、息子さんにはその声は響いていません。
ならば“押してダメなら引いてみな”。
その空間へ、フネッシーさんも入ってみたらどうですか？
相手の懐へ入ってみる。
つまり、パソコンがチンプンカンプンと仰っていたフネッシーさんがパソコンにハマってみるというこ
とです。
それは何も息子さんのようにゲームを何時間もやらなくてもいい。
必要がなければ、ワードやエクセルも覚えなくたっていいんです。
フネッシーさんは確か４０歳くらい。まだまだお若いんです。
しかしおそらく、買って以来ほとんどパソコンを触っていないのでは？
インターネットでは今や、「お料理レシピ」「百科事典」「近隣の町の詳しい情報」「好きな歌手の動
画」ｅｔｃ・・・・・
載っていない情報は無いんじゃないか？というくらいお役立ち情報が何でもあるんです。
そんな単なるネットサーフィンでも充分楽しいですよ。
そして、もし御家族の写真がデジカメ・携帯に溜まっているならば、ちょっとガンバって世界に１つ
だけのオリジナルアルバムも出来ますし、フォトショップというソフトをお持ちでしたら、写真を好き
に加工も出来るんです。
難しく感じてしまうのは最初だけ。コツを得れば家族を愛するお母さんとしては、こんな楽しい時間
は他には無いのではないでしょうか？
というように、今まで全くパソコンを使っていなかったお母さんが、いきなり夢中になり出すと、
物理的に息子さんのゲームの時間が減ります。
１日はどうあがいても２４時間しかありませんから。
フネッシーさんがパソコンに慣れて来たら、息子さんのやっているゲームを実際にやってみるのも
いいかもしれませんよ。
意外と楽しめるものかもしれませんし、そのことで息子さんと思わぬ交流が出来るかもしれませ
ん。
大事なのは、「まず第一に如何に止めさせるか？」ではなく「ゲームを止めない息子さんの気持ち
に近づいてみる」ことだと思うんです。
「ゲーム止めなさい！」と一言言うよりも、後者の方が大人にとってはずっと大変だと思いますか
ら。
しかし、その大変な中にこそ真の答えのヒントは隠されていると思うんですよね。
フネッシーさん、ガンバってみて下さい。
そしてまた是非「佐藤に聞け！」にどんな形でもいいです。
メール下さったら幸いです。
応援していますよ！
ドミンゴでした。
