« 愛。そしてドリーム。 | メイン | 歌手の方が、向いてると思う。 »

2013年9月 6日 (金)

「金曜・銀幕屋」

親愛なるリスナーの皆様。 「もぎり・パンフ売り」です。 本欄ではコーナー直後に主(あるじ)が紹介致しましたフィルムの補足データやらを更新致しますデス。

「あるじ」が本日選んだフィルムは「レイジング・ブル」

Raging_bull

実在するミドル級ボクサー「ジェイク・ラモッタ」の栄光と挫折の半生を迫力の試合シーンと 主人公の猜疑心や人間ドラマで描いた作品です。

1981年アメリカ作品

監督は…!!巨匠「マーティン・スコセッシ」 「ウッドストック/愛と平和と音楽の3日間」で編集を経て、デニーロ主演の「タクシードライバー」 ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」、バド・パウエルがモデルの「ラウンド・ミッドナイト」 近年は「ハスラー2」やマイケルのミュージックビデオ「BAD」 ディランやストーンズ、ジョー・ストラマーのドキュメントムービーにも活躍しています。

主演は「タクシードライバー」でスコセッシ監督と組んだ「ロバート・デニーロ」。 ウソの演技が出来ない!というデニーロは、本作「レイジング・ブル」では チャンピオン時の引き締まった肉体と引退後の27kgの肥満体型を披露し 「デニーロ・アプローチ」なる役作りを敢行し 本作で「第53回アカデミー主演男優賞」を獲得しています。

同じスポーツ「ボクシング」を、同じ国「アメリカ」で描いた本作、4年前の映画に「ロッキー」があります。 ロッキーで沸いていた同じころ、本作を構想してモノクロシーンすら多いこの作品を仕上げた監督や役者は 何を作り上げたのか、気になります。

本作のスジは… 1964年、シアターの楽屋で1人、映画「波止場」の一節をくり返すジェイク(ロバート・デ・ニーロ)。 彼はかつて世界ミドル級チャンピオンに輝いた男。 …1941年、クリーブランド。 弟ジョーイがセコンドを務める黒人のミドル級ボクサーとの闘いで、判定負けをするジェイク。 翌日昼間からやけ酒を飲み、妻には八ツ当り。 そして、ブロンドの美女ビッキーとの出会い。やがて2人は愛し合い結婚。 1943年、デトロイトでシュガーをKO、彼との再戦では判定負け。彼ら兄弟には、八百長試合を強いる組識が迫る。 組織の大物トニー・コモの誘惑に負けた兄弟は1947年マジソン・スクエア・ガーデンでの八百長試合を承諾。 1949年、デトロイトで、ジェイクはフランスの英雄に挑戦、世界タイトル・マッチで、見事チャンピオンに輝く。 1950年、防衛を果たすが1951年シュガーとの6度目の試合でKO負け。 1954年遂にリングを去りフロリダでナイトクラブの経営を始め、彼からはジョーイもビッキーも去る。 1956年には未成年者をホステスに使った罪で独房に入れられ… …1964年、シアターの楽屋には過去の栄光を忘れたことのない無残に肥えた肉体のジェイクが…

「レイジング・ブル」 ブルーレイとDVDでリリースされております。 ・・・ステキな映画と共に楽しい週末を・・・