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2019年2月12日 (火)

2月17日放送 第九十四回は 太宰 治 作『新釈諸国噺〜破産』

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(TJS Radio 新海景基さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

今回 朗読するのは、太宰 治が書きました『新釈諸国噺』から『破産』です。

「新釈諸国噺」は、1945(昭和20)年1月27日、生活社より刊行されました。M77138492355_1 太宰が「世界で一ばん偉い作家」と惚れこむ井原西鶴の作品を、自由奔放に換骨奪胎。
親しみやすい語り口に、諷刺とおどけをしのばせ、天性の喜劇作家ともいえる太宰が、おなじみの説話の世界をユーモアいっぱいに描いています。
終戦前、太宰の著書のなかで一番売れていたと言われています。

以前に、このサンセット・シアターでも、この中から「貧の意地」をお届けしていますね。

物語の舞台も、蝦夷、奥州、関東、関西、中国、四国と多岐にわたっていて、
12編の短編から構成される短編集ですが、
今日は、美作(みまさか)、今の岡山県東北部の噺で、西鶴が四十七歳の時に書いた「日本永代蔵」の中の1エピソードをアレンジした作品、「破産」をお届けします。

「日本永代蔵」は、江戸時代のビジネス指南書とも言える話が詰まっていますが、
ここでは、莫大な資産を持った「万屋(よろずや)」が傾く過程が面白い。

太宰という人は・・・つくづく人間観察、また、人の悲喜こもごもを描くのに長けているなぁと
思うのであります。

あなたの御感想 お待ちしています。
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さらに。この番組ブログの扉のサンセット写真は いつも夕陽・夕焼け・夕景を掲載しています。
最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
最近、投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
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