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2018年12月18日 (火)

12月23日放送 第八十六回は オー・ヘンリー作『賢者の贈り物』

20181108 (タケゴンさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

今回 朗読するのは、クリスマスにまつわる名作、オー・ヘンリーの書きました「賢者の贈り物」です。

200pxwilliam_sydney_porter オー・ヘンリーO. Henry、本名:William Sydney Porter、ウィリアム・シドニー・ポーター
1862年9月11日 - 1910年6月5日)は、アメリカの小説家で、掌編小説、短編小説を得意としており、
381編もの作品を残しています。
なかでも特に知られているのが、『最後の一葉』 (The Last Leaf)と、
この「賢者の贈り物」 (The Gift of the Magi) ですね。

ここでいう賢者とは、新約聖書の、東方の3人の賢者のこと。

  • メルキオール Melchior (黄金。王権の象徴、青年の姿の賢者)
  • バルタザール Balthasar (乳香。神性の象徴、壮年の姿の賢者)
  • カスパール Casper (没薬。将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)

その3賢者がキリストの誕生を 贈り物を持って祝いに来たエピソードを下敷きに、贈り物をめぐる行き違いを描いています。

510t8iot4tl_sl500_ 金の星社 刊 (いもとようこ世界の名作絵本)より


お互いのためのクリスマスプレゼントを用意することが出来なかった若い貧しい夫婦がとった行動とは...

ほんとうに素晴らしい贈り物って、どんなものなのでしょう?
お金では買えない、価値ある贈り物って・・・

クリスマスの直前に、どうぞ じっくりと聴いてみてくださいね。

あなたの御感想 お待ちしています。
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さらに。この番組ブログの扉のサンセット写真は いつも夕陽・夕焼け・夕景を掲載しています。
最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
最近、投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

sunset@fmfuji.jp
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日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
その他 全国の皆様は、LISMO WAVEや radiko.jpプレミアムでお楽しみくださいね〜♪

スマホやパソコンで聴けるアプリradiko.jpプレミアムでは、タイムフリー機能で、聴き逃しても 1週間以内なら いつでも聴くことが出来ます。

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【追記】
御感想をいただきました。ありがとうございますheart01

いる☆まダムさんから:

もこさんメリークリスマスでした。『賢者の贈り物』、子供の頃は、何ともしっくりきませんでした。
いらないものが二つ増えただけじゃないかとか。
でも女の人の髪の毛はすぐ伸びるんじゃないの?とか(笑)。
でも大人になるにつれて、人の暖かい想いを感じると涙がじんわり浮かぶようになり、
この物語も味わえるようになりました。物なんてあの世に持っていけませんもの。

ええ、ええ。11月1日に百均で買ってきてリビングに飾っていた大きな靴下に、
12月25日まで何にも入らなかったことなんて、私気にしていませんよ。
そう。きっと愛情がパンパンに詰まっているのに違いないですもんね。

クリスマス特集とても良かったです。
特にアンデルセンの『もみの木』は知らなかったので衝撃でした。
『サンタクロースって本当にいるんでしょうか?』も読んだことはあったのですが、
新聞社の対応だったことは忘れていました。
子供の夢を壊さないように、真剣に対応された姿勢に今度は涙がウルウル。
年を重ねるに連れて緩む涙腺に最近ありがたみも感じます。