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2018年4月10日 (火)

4月15日放送 第五十回は谷崎潤一郎 作『刺青』

Image1 (上野原市の柚子ジャムさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

記念すべき、第五十回放送は 4月15日。
今回 は、谷崎潤一郎が書きました、『刺青(しせい)』です。

初めての谷崎作品ですね。Tanizaki 谷崎潤一郎は、
1886年(明治19年)7月24日 に生まれ、 1965年(昭和40年)7月30日に亡くなった
近代日本文学を代表する小説家の一人です。

刺青』(しせい)は、谷崎本人が処女作だとしている短編です。

100503_l 1910年(明治43年)11月、同人誌の第二次『新思潮』第3号に掲載され、単行本は、
翌1911年(明治44年)12月に籾山書店より刊行されています。

刺青とは、入れ墨のこと。
ストーリーは・・・

9789570843644 多くの人々が刺青をしていた頃、清吉という、元浮世絵師だった若い刺青師がいた。
清吉は美女の体に己の魂を彫り込みたいという宿願を持っていたが、
満足する女を見つけられずに過ごしていた。
そんな中、駕籠の簾から女の美しい白い足がこぼれているのを見て、
清吉は これぞ 自分の求めていた女だと確信する。

さて、清吉は、どのようにして、彼女に あい対して行くのでしょうか。

皮膚や足へのフェティシズム、男の性的倒錯など、その後の谷崎作品に共通するモチーフが
この処女作において すでに見られます。

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若尾文子さん主演の映画をはじめ、何度も映画化、ドラマ化されていますね。

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最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
最近、投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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ちなみに、今回の扉の写真を寄せてくれた、上野原市の柚子ジャムさんのコメントです。
「このごろ、サンセットの写真を撮るのが楽しみです。
今回は、さくら満開の後ろにサンセット。
私の街の 大きな池周りの桜。
届く頃には、青葉を出し始めているでしょう」

あえて、モノクロにしたのが麗しいですね。ありがとうございました。


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