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2013年12月20日 (金)

見えたよ!彗星と流星群★

2013年、最後の満月は、17日でした。
若干、雲がかかった中で幻想的な姿を見せてくれましたね。
無事、見つけることができたでしょうか?
今回は、この2週間の星見の成果です。
shineキラーンshine

まずは、ラブジョイ彗星。
個人的にもできる限り、毎朝早起きして双眼鏡片手に見てきましたが、
いまいち、見えたという確証が得られず・・・。
専門家のレクチャーを受けながら、高性能のガジェットで見てみたいということで、
私も会員になっている、六本木天文クラブのみなさんと朝一鑑賞会に行ってきました。

六本木ヒルズ、森タワーを拠点に、月に一度という頻度で、
専門家の講演会や森タワーの屋上を使っての星空観察をしている、六本木天文クラブ。
会費は無料で誰でも参加可能です。
ただし、森タワー屋上に登るために、別途料金が必要です。 

私は8日(日)早朝に参加しました。
4時半に到着しましたが、早朝とは思えないほど森タワー屋上はにぎわっていて、
200人近くの天文ファンが集まっていました。
若干、雲が出ていましたが、主催側は望遠鏡を西の空、双眼鏡を東の空にセットして、
西の空高く見えている冬の星座を解説するチーム、
東の空にはラブジョイ彗星という具合に、2つに分けていましたが、
それぞれ長い列を作って、大体1人1分くらい、望遠鏡や双眼鏡をのぞき込んで、
感激の声を上げたり、ご自慢の一眼レフで写真を撮ったりしていました。

並ぶこと1時間ほど、ようやく自分の順番が回ってきました。
ところが、いざというタイミングで雲が彗星を隠してしまい、
双眼鏡をのぞきながら願い、願い、そしてまた願い、
ようやく念願のラブジョイ彗星が姿を現しました。 

念願のラブジョイ彗星を見られて嬉しかったです。
私が見られた5時40分以降は曇り空・・・ギリギリの発見となりました。
今も夜明け前の東北東の空に見えています。
今月いっぱいは見えるチャンスがあるので、午前5時くらいまで、トライしてみて下さい。

そして、もう一つは、ふたご座流星群。毎年、年末に見えている流星群です。
今年は12月14日が極大日になっていましたが、14日(土)から15日にかけてトライしました。
14日の午後11時過ぎに自宅を出て、近所の観測スポットに陣取りましたが、
他にも何人か先着の人がいて、みんな真上を見上げていました。
午後11時半頃はなかなか見えず、ねばること15分、
ようやく一つ、きれいに大きな流れ星が見えました。
それからは数分に1回は見えました。
ふたご座を中心として北に西に、大きいものでは1秒以上見えましたし、
小さいものを含めて、1時間ほどの間に10個ほど見えました。
この日はふたご座の近く、おうし座当たりにほぼ満月の月が見えていたんですが、
なるべく月に背を向けるようにしてがんばって探してみました。

年内の天体ショーはほぼ終わりですが、冬の星座がきれいに見える今、
ただ、明るい星を見つめているだけでも十分にステキな時間を過ごすことができます。

OA曲:Twilight Zone / Golden Earring

<一週間の星の見どころ>

ふたご座流星群はほぼ見えなくなりましたが、22日に極大を迎えるのがこぐま座流星群。
北の空に見える北極星を中心に見えるものです。
最も見えるとされるのがクリスマス前の22日ですが、今は月明かりがあるので、
確認は難しいかもしれません。
でも、もし時間があるのであれば、22日、夜遅くに北の空を見上げて、
カシオペア座や北斗七星の一部を見つけて北極星を確認した上で、
北の空に繰り広げられる天体ショーをお楽しみください。

それから、年内に見える国際宇宙ステーションはいずれも日の入りの後です。
27日以降、31日まで毎晩見えそうです。若田宇宙飛行士は宇宙で年越し。
カウントダウンはどの国の時間でやるんでしょうか。