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2013年6月 7日 (金)

春鶯囀 夜空の恋音

今日は、この夏一番のお酒をご紹介。
創業220年以上の歴史をもつ山梨を代表する蔵元のひとつ萬屋醸造店では、
7月4日(木曜日)に七夕に向けて「夜空の恋音(こいね)」を販売します。
実は・・・このお酒は普段味わうことのできない特別なものです。

「初呑み切り」というのは、日本酒の蔵元が6月から8月に出荷前の熟成状況を、
当主や、杜氏、国税局の監査官がチェックする行事です。
冬に搾られたお酒はタンクで貯蔵熟成されますが、
貯蔵タンクのお酒を抜き出してテイスティング、健やかに熟成しているか、
色、香り、味などを見る品質検査を「呑み切り」と呼びます。
お酒を抜き出すときに貯蔵タンクの出口である「呑み口」を切ることから、
「呑み切り」といい、その年初めての呑み切りは「初呑み切り」といいます。
ここでの評価がその後出荷するお酒に大きな影響を及ぼすため、
蔵元にとって重要な行事となっているそうです。

日本名門酒会では、この「初呑み切り」にあわせて、おもしろい企画を実施しています。
「初呑み切り」の日に酒屋さんなど、お酒のプロに蔵元に集まってもらい、
複数のタンクから、七夕頃にいちばん飲み頃になりそうなお酒を試飲して、
全員の投票で「七夕にぴったりなお酒」を選び出し、
七夕限定酒として販売していて、今回で13年目、今年は全国13の酒蔵で実施します。
今年が参加して4年目となる「春鶯囀」の蔵元 萬屋醸造店では、
おととい6月5日に、日本名門酒会山梨支部に加盟している酒屋さんの店主、
いわゆるお酒の味を知るお酒のプロ達が集まり「初のみ切り」が行われました。
Img_7040

すべてを味わい、2回の投票を行って、
これぞ2013年の「夜空の恋音」にふさわしい、
この夏にぴったりだというものが選ばれました。

これは、水などを加える前の原酒なので、アルコール度数が高めです。
鼻に抜ける香りはフルーティーで甘いけれど、しっかりとしたキレがあります。
鼻から吸い込むと、ふわっと爽やかなフルーティー香りが鼻に抜けて、
喉に香りが到達したときに、喉の奥が「ポッ」としてアルコール分を感じます。
飲んでみると、口当たりはスッキリ、キレがあります。
飲み込むと舌の奥にスーッと清涼感が残り、涼しさも感じられます。

暑い日には、おいしい氷を入れてロックで楽しむのも、おいしい飲み方かも。
日本酒はきれいなおいしいお水でできていますから、
ぜひ、おいしいお水で作った氷で試してみてくださいね。

通常の日本酒はタンクの中で秋口まで熟成を重ね、加水調整され、
再度火入れ(殺菌)されてから出荷となります。
しかし「夜空の恋音(こいね)」は、普段は醸造家しか味わうことできない熟成途中のお酒の、
フレッシュ感をそのまま瓶に詰めた原酒です。
今年の七夕は、「夜空の恋音」を飲みながら、夏の夜のひとときをお過ごしてみませんか?

春鶯囀「夜空の恋音」は、7月4日(木曜日)に2000本の限定販売です。
価格は、720ml 1575円。
飲んでみたいという方は、日本名門酒会山梨支部加盟店でご予約ください。
予約の締め切りは6月28日(金曜日)までとなりますが、限定商品ですので、
お早めにご予約ください。
贈り物として発送を希望する方や、
県外に住んでいてお店まで取りにいけないという方は、
予約の際にご相談ください。
「私の家の近くの加盟店はどこ?」など詳しくはお問い合わせください。

問い合わせ
武田食品株式会社 企画課内 
日本名門酒会山梨支部
電話055-235-1142