I'm"アナロギスト"
毎週、Vertsion Saturdayにお送りしているアイム・アナロギスト!!!!
このコーナーでは、最近改めてその魅力が再評価されているアナログ時代の作品の中から
おススメなアナログレコードを紹介しています
今週選んだ一枚は
Oran”JUICE”Jones /Juice (1986年)
今やJ-POPにもそのエッセンスがふんだんに盛り込まれていて確実に
メイン・ストリームとなったブラック・ミュージック
その流れは‘50年代に派生したドゥー・ワップから’60年代のR&B、
そして’70年代のSoul&Disco.、と言った感じで時代と共にかなり内容が違っています。
因みに、現在は‘80年代に主流となったヒップ・ホップやアーバン・ソウルから
ブラック・コンテンポラリーという系統に分類できる訳ですが、
時として、そのどの要素も持ち合わせている欲張りな作品があります。
今週選んだアルバムは正にそんな1枚で、当時の洋楽ファン、特にDISCO&SOUL
のファンにとっては必ず記憶に残っているであろう名盤と言っても過言ではないでしょう
ただ今回のアルバム「Juice」という名盤を生み出したOran"JUICE"Jonesは
素晴らしくソウルフルなファルセットヴォイスで歌も上手いし、何枚もアルバムを
リリースしているにもかかわらず、この他には特に目だったヒットがありません
ある意味「一発屋」的なアーチストと言えるかもしれません。
Oran"JUICE"Jonesは1957年3月28日、テキサス州ヒューストンの出身で、
海兵隊の将校からアーチストに転身したキャリアの持ち主だが、元々育った街、
ニューヨークはストリート・アーチストのメッカ。彼もご他聞にもれず、同じような
環境の中、ストリート・ミュージシャンのような活動をしていた時期もあったようです。
そして、そんな仲間に、後のレジェンド・ラッパーとなったカーティス・ブロウや
名門ヒップ・ホップ・レーベルDefJamを立ち上げたラッセル・シモンズらがいました。
今週選んだアルバムOran”JUICE”Jones /Juiceからは以下の3曲を聴いて頂きました
M1)1-2-1
M2)You Can’t Hide From Love
M3)The Rain
<木河 淳>