I'm"アナロギスト"
今週のプレゼントに、ウルフルズの復活第一弾アルバムの「アナログ・レコード」が
プレゼントになってますが、本当に最近、その魅力が再認識されているアナログ盤。
このセグメントではそのアナログ・レコードの中から週末のドライヴに合いそうな作品を
ピック・アップして聴いて頂くというコンセプトでお届けしています。
今週ピック・アップした1枚は1982年リリースの「Surviver / Eye Of The Tiger」
70年代末から、80年代初頭にアメリカの音楽界を席巻した俗に言う「産業ロック」の流行。
これは、ジャーニー、スティックスを始めとしてフォーリナーやJ・ガイルズ・バンドなど、
比較的ポップで聞きやすくヒット・コンテンポラリーなサウンドやアーチストたちのことを
総称したジャンル分けとして使う音楽用語で、ガリガリのロック・ファンにとっては、
少々低く見る傾向もあるようですが、実は素晴らしいキャリアをアーチストが多いんです。
その意味において、サバイバーは、正にその典型と言っても過言ではないでしょう
サバイバーは1977年シカゴで結成、1979年デビュー。
ブラス・ロック・バンド、「アイズ・オヴ・マーチ」の元メンバー、ジム・ピートリックが
「チェイス」の元メンバーでだったデニス・ジョンソンとゲイリー・スミスを誘って結成。
勿論、他のメンバーもサバイバー結成以前から活動していた強者ばかりで、
バンド名の通りアメリカン・ロック界の「生存者、生き残り」たちである
当初はセールス的に余り恵まれなかったが、1982年にシルベスター・スタローンの依頼により
作曲した映画『ロッキー3』の主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」が全米ナショナル・チャートで
6週連続1位という大ヒットを記録し、この曲を収録した今回のピック・アップ・アルバム
『アイ・オブ・ザ・タイガー』も最高位2位まで上昇しました
今日は1982年のSurviver / Eye Of The Tigerから以下の3曲をきいて頂きました
M1)American Heartbeat
M2)Ever Since The World Began
M3)Eye Of The Tiger
<木河 淳>