アイム"Analogist"
毎週末、土曜の朝の音楽タイム・トラベル「アイム"ANALOGIST"」。
今週は、当時のディスコ・フリークには涙もの。70年代ディスコ・ヒットのレジェンド
「Santa EsmeraldaのDon't Let Me Be Misunderstood」を聴いてみました
ポップ音楽シーンの歴史を語る上で、いわゆるディスコ・エラと呼ばれる
1974年から1988年までのディスコ・サウンドがメイン・ストリームだった時代。
その中でも、映画「サタデー・ナイト・フィーヴァー」が空前の大ヒットとなった‘70年代後半には、
俗に言う「一発屋」と呼ばれる一曲のみの大ヒット記録するアーチストが
数多くシーン登場したしました。
そんなディスコ・ヒットの代名詞と言っても過言ではない大ヒット・アルバムが、
Santa EsmeraldaのLet Me Be Misunderstood(悲しき願い)です。
この曲は、LP(アルバム) 片面1曲14‘22“と言う超ロング・ヴァージョン。
これは当時の流行(?)で、ディスコ・プレイを意識した結果もので、その代表的存在と言えば、
このファンクの帝王James Brownの代表曲Sex Machine。
Santa Esmeraldaはもともと、アメリカでディスコ・ヒットで一山当てようという
フランスのスタジオ・ミュージシャンやアレンジャー、作曲家などで作ったプロジェクト。
そこに、元It Only Takes A Miniteの大ヒットで知られるタヴァレスの
バック・バンド出身のサックス・プレイヤーだったアメリカ人アーチスト「リロイ・ゴメス」が
Vo.として参加、1977年にデビューしたユニットで、
その記念すべき世界デビューアルバムがLet Me Be Misunderstood(悲しき願い)です。
ただ目標通り大ヒットを記録した彼等は金銭的なトラブルが原因ではと言われていますが、
二作目を待たずに空中分解してしまます。
その後、グループはジミー・ゴーイングスをVo.に迎え'81年まで活動、4枚のアルバムを
リリースしますが、Let Me Be Misunderstood(悲しき願い)を超えるヒットは
生み出せませんでした。
なお、Santa Esmeralda自体は2002年に再結成、現在も活動しています。
By木河