富田監督&相澤さん登場!
今日のWESTSIDE TOKYOでは、スタジオに映画「サウダーヂ」の監督、富田克也監督&共同脚本の相澤虎之助さんにご登場いただきました!
(L→R/木河・富田克也監督・共同脚本の相澤虎之助氏)
富田監督の地元でもある、山梨県甲府を舞台に作られた映画。
ヒップホップで現状を嘆く若者、土木作業員、日系ブラジル人、タイ人などを中心に、
地方都市の閉塞感を描いた作品。なかなか一言では、説明できない映画です。
サウダーヂは、前作「国道20号線」を撮り終わった後、
視野を広げて街全体を舞台にしようと1年間のリサーチ(@甲府)を経て作られました。
この映画は、どこからがセリフでどこからがアドリブかわからない!
映画に登場している人物たちが、現実の世界でも生きているような感覚になります。
もちろん全部アドリブなわけではありません。
この映画に出ているのは、監督と普段からお付き合いのある方々で、
彼らが自分たちの実生活とほぼ同じような役割を持ち、
彼らのエピソードを元に富田さんと相澤さんがシナリオ化、
彼らに演じなおしてもらったため、ドキュメンタリーのように感じるようです。
ただ、ドキュメンタリーではなく、フィクションの世界で描くことが、
富田監督、相澤さん率いる空族の作り方の特徴だとおっしゃっていました。
国際外で高い評価を得ている映画「サウダーヂ」。
どの点が評価されているのかと伺ったところ、
仏で言われたのは、日本に対する認識を改めたと。
日本は経済大国という印象がずっと続いていたが、
実際今は問題を抱えていて、自分たちと一緒ではないかと、
日本の今のリアルな姿を見ることが出来たと、
外国人の方々からは高評価をいただけたようです。
作品だけではなく、空族の製作体制を含め絶賛の嵐でした。
映画「サウダーヂ」は今日からテアトル石和で公開。
今日は10:00~、14:00~、17:30~。
10:00&14:00には、舞台挨拶。
そして17:30~はstill ichimiyaがライブを行ないます。
相澤さんもおっしゃっていましたが、テアトル石和はニューシネマパラダイスのような素敵な雰囲気の映画館。
是非劇場に足を運んで、スクリーンでこの映画を見て、甲府の今の姿を目撃してください。