初めて見た。
先日息子を保育園へ送った帰りの朝、道端に何やら20人くらいの人だかりがあってね。
なんだろ?と思って近寄ってみたわけです。
すると何やら大きい石に恭しくお飾りがしてあって、神主みたいなオジさんが
バッサバッサと御祈祷をしている。
初めて見たよ。
道祖神を。
いや、もしかしたら実はその辺にゴロゴロしてるのかもしれないけど、目立たないよね。
知ってる?
道祖神ってのは
村と村の境や町と町の境に祀られてあって、その土地の守り神なんだよね。
子供の頃、社会?国語?か忘れたけど学校で習ったのを確かに覚えてる。
でも初めて見た。
へぇーって思った。
それは「ご立派!!」と言える風貌では決してなかったけれど、お祓いしてもらってる
頭を垂れた住民の皆さんの表情が真剣その物だったのが、とても印象に残ったんだ。
殆どお爺ちゃんお婆ちゃんで若い人誰もいなかったけど。
自分が住んでる土地を守って下さる一番身近な神様を、皆さんが大事になさってるのが
一発で伝わって来た。
その後一人ずつ手を合わせに行っていて、少し恥ずかしそうだけど皆さん笑顔だったな。
人間誰でもどんな境遇でも、何かに頼りたいし、信じたいんだと思う。
自宅の近所を歩いてると時々
「あ。こんな所にお地蔵様。」
って事ない?
山道散策してると、小さな小さな祠(ほこら)があるとか。
そんな時。
そのまんま通り過ぎるんじゃなく、そっと手を合わせて感謝するよな心の余裕。
持ちたいものですなぁ。
そうですなぁ。