「金曜・銀幕屋」
親愛なるリスナーの皆様。
Dです。もとい銀幕屋の「もぎり・パンフ売り」です。
本欄ではコーナー直後に主(あるじ)が紹介致しましたフィルムの補足データやらを更新致しますデス。
本日”あるじ”が熱~く!ご紹介してしまったフィルムは「怪獣ゴルゴ」
約52年前…1961年公開、MGM配給のイギリス怪獣特撮映画です。
原作はダニエル・ハイアット。脚本は、ジョン・ローリング。
監督はイギリスで怪奇映画を手掛けていたユージン・ローリー監督で本原作も共著で担当。
沈没船を引き上げて生業にするジョーとサムがアイルランド沖で海底火山の噴火にあって島に避難。
島で怪獣を捕獲してロンドンへ。しかし、その怪獣が実はまだ子供。
子供を取り返しに親の巨大怪獣が現れ、ロンドン市内で大暴れ!
「乗組員ジョー」を「野生のエルザ」で狩猟監視官役を演じたビル・トラバースが、
「乗組員サム」を「2001年宇宙の旅」でフロイド博士役を演じたウィリアム・シルベスターが演じています。
ちょっとばかり時代性の匂いがしますが…
この作品から怪獣特撮の時代性を見る事が出来ちゃいます!
監督のユージン・ローリーは、さらに遡る53年「原子力怪獣現る」でメガホンを取ってます。
ローリー監督の「原子力怪獣現る」は、世界ヒットの怪獣特撮「ゴジラ」の元ネタ作品として有名です。
54年に着ぐるみで暴れる「ゴジラ」が公開され、この「ゴルゴ」でも海外怪獣作品では珍しく
着ぐるみ怪獣が暴れる特撮作品となっております。
怪獣映画の原型はこうして生まれ、海を跨ぎ製作者が情熱を磨きあっていたワケなんですねえ。
イギリスで「ゴルゴ」が公開された同じ年、日本では「モスラ」が公開されておりますので
見比べてみると非常に面白いですね。
怪獣を持って帰って見世物にして逆襲される…おお!奇しくもモスラと大筋で設定も一緒です。
ついでに日本の「大巨獣ガッパ」もどうぞ。コチラも「ゴルゴ」の筋のまま??という事らしいです。
「怪獣ゴルゴ」DVDはワイドスクリーン版がリリースされております。
みなさま。ステキな映画と共に楽しい週末を・・・