8月も宜しくお願い致します!
暑い日が続いていますね。体調は大丈夫ですか?
この暑さもですが、ここのところの日本は、
大雨が降ったり、大きな地震が起こったりと、
自然災害が続いていますよね。自然現象は、
私たち人間が止めることはできませんが、
日ごろの心構えや対策で、その被害を小さくすることは可能です。
ただ、対策をするためには、どんな危険があるのか、
例えば洪水や土砂災害が起きやすいとか、地震の揺れに弱い…とか、
自分が住んでいる土地や環境の特徴などを把握しておく必要がありますよね。
今月は、今、日本がこういった状況だからこそ、
改めて防災について、一緒に考えていきたいと思います。
先日、山梨大学工学部土木環境工学科
地域防災・マネジメント研究センターセンター長の鈴木猛康先生に、
山梨の災害について、自分の身近な場所のハザードマップについて、
そもそもハザードマップって何?何種類もあるの?どうやって見るの?など、
色々とお話を伺ってきました。
その中で、「2016年4の熊本地震」「去年7月の九州北部豪雨」「先日の西日本豪雨」は、
すべて山梨でも起こり得る(同じような被害が想定される)災害だと
仰っていたんです。
なぜかというと、3つとも山梨の地形や活断層が似ているからなんです。
例えば、九州北部豪雨で被害が出たところは、山地の山と河川がほとんど。
山梨は森林が80%。ということは山地河川が多く、同じように雨が降れば、
同じような被害が起こる。
そして、熊本地震を起こした活断層と山梨の西側と南側にある活断層は
ほとんど同じ。
こちらも同じような被害が起こるのではないか。
さらに、先日の西日本豪雨。大きな被害が出た岡山県倉敷市の真備町。
ここは、一級河川の高梁川が北から南に向かって流れていて、
それに対して、西から東に小田川が流れている。
2つの川が合流しているところは、
非常に狭くなっているので水流が絞られてしまう。
これによって、今回は、支流である小田川が氾濫し、あの大きな被害となりました。
甲府盆地に置き換えると釜無川が北から南に、笛吹川が東から西に流れている。
つまり川の流れの構造が真備町と同じ。
しかも真備町よりも甲府盆地の方が規模が大きい…ということは、被害も大きくなる
…
初めにも言ったように、地形や活断層が似ていることから、
九州北部豪雨や熊本地震、西日本豪雨のような災害がここ山梨でも起こり得るんで
す。
テレビやラジオでその被害を目にしていて、大変だな、可愛そうだなと思いながら
も、
心のどこかで、自分のところは大丈夫だ、と思っている方がまだまだ多いと思いま
す。
遠いところの災害だ、と。
煽るわけではありませんが、大雨や地震が起こったとき、
自分の命、家族の命を守るためには、
今住んでいるところがどんな災害に弱いのか、
リスクがあるのかを知っておく必要があります。
リスクは地形によって変わってきます。
自分で調べることができますので、来週以降は、そのリスク、危険性を
どうやって調べるのか…
ハザードマップって聞いたことがあると思いますけど、
まずはそのハザードマップがどんなものなのか、
実は何種類もあるんだよ、というお話を
鈴木先生のアドバイスと共にお届けしていきたいと思います。
先生の本も、ぜひ参考になさって下さい。
そして、8月8日は、FM-FUJI30周年特別記念番組
「Great Land Yamanashi」を生放送!
森雄一さんと一緒に午前10時からお届けします。
ドミ兄が富士山登ったり、もこさんが大自然の中からリポートしたり。
木村東吉さんやシェルパ斉藤さんもスタジオにいらっしゃいます!
ワクワクドキドキ、ソワソワ。
6時間の生放送って…私何年ぶりだろう?
(たぶん9年ぶり(笑))
宜しくお願い致します。
浅利そのみ