森雄一の!年始星空オススメPOINT~!!
2017年、最初の天体の楽しみは初日の出![]()
甲府6時55分、
東京、さいたまは6時51分、
横浜6時50分、
静岡6時54分など、
7時前に地平線、水平線から太陽が顔を出します。
甲府は盆地ですから、山に囲まれている分、
太陽が顔を出すのは日の出から数分、または10数分たってから。
もし朝5時半くらいに起きることができるのなら、防寒対策をバッチリやって、
ISS国際宇宙ステーションを見ましょう。
甲府の場合は、5時35分に西南西、高度32度の高さで見え始めて、
北東の方角に進んでいきます。
5分間ゆっくりと進んでいきます。点滅しない、ゆっくり移動する光を見つけてください。
しぶんぎ座流星群の極大びは1月3日午後11時頃。
しぶんぎ座というのは昔あった星座で、現在はありません。
大体、うしかい座のあたりなんですが、方角は北東。
月明かりもなく、まさに最高の条件。
1時間に3〜40個くらいは見えるのではないかと予想されています。
流星群は、極大日を中心に
前後3日間くらいは見えるチャンスがあるので、
元日に流星群、ISS、初日の出、全て見えるかも。
1月3日は、日が沈む頃に、
西の空で新月から三日月に成長する月と火星がコラボします。
前日、1月2日には、月と金星のコラボ。正月三が日は、
晴れていたら、常に星空を気にして見てください。
月が一等星のような明るい星と重なって隠してしまうこと。
日食や月食のように、これは星の食と書いて、星食(せいしょく)と言います。
1月9日から10日にかけて、おうし座のヒアデス星団と一等星のアルデバランを、
かなり丸みを帯びたお月様が隠してしまいます。
アルデバランが月に隠されるのは、10日の午前0時1分。
隠された方と反対側に
顔を出すのは、10日午前1時9分。
隠されているのはおよそ1時間。
見どころ満載の年始の星空。お忘れなく。
