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2015年7月 9日 (木)

宙のモリモリ~夏休みは手作り望遠鏡を!~

「自宅ベランダから西の空をのぞむ。ヴィーナスとジュピターが近い!」

この夏は、自作望遠鏡にトライして、宇宙をその手でつかんでみませんかsign03

大阪のオルビイスという会社が販売しているコルキットシリーズは、
作りやすい、使いやすい、そして安いと、高評価を得ている手づくり望遠鏡です。
コルキットKT-5にチャレンジします。

Img_1780

キットに入っていたのは、筒本体、筒をつなぎ合わせるための一回り小さい筒、
接眼レンズを装着するための筒、レンズを押さえるための筒など、大小さまざまな筒だらけ。
それにレンズや筒をなめらかに滑らせるための布、三脚に固定するためのプレート、
望遠鏡の筒に平行に装着するファインダーなど、15種類ほど。

まずは、設計図を見ながら、部品がすべてあることを確認して、
工作するために必要なものをそろえます。
紙用のボンド、はさみ、定規、鉛筆、セロテープ、ティッシュ、輪ゴムなど。
では、工作スタートです。

Img_1786
設計図には10の行程があって、順番に組み立てていきます。

制作は午前10時半にスタートして、11時40分にはほぼ終わりました。
私は2回目なので作業としては早かった方だと思います。
でも、初めての人でも1時間半から2時間もあれば十分でしょう。
中学生くらいだったらもしかしたら1人でできるかもしれませんが、
小学生以下のお子さんだったら、お父さん、お母さんと一緒に作るのがいいと思います。
出来上がったら、KT-5を、自宅にあるカメラ用の三脚に取り付ければ、
いつでも星見ができます。

Image2

コルキットKT-5は、3,980円ですが、
今回は4,945円の微動雲台をつけたので合わせて8,925円。
お手持ちの三脚を使えば、1万円以内で快適な星見ができます。
コルキットのいいところは、自分で作るということに限ります。
2万円も出せば、そこそこの倍率で見える望遠鏡は確かに買うことができます。
でも、苦労して作って、それで土星の輪を見る喜び。
これは、既製品で見るのとでは違いますよ。

<天文部>

次の課題は、七夕の日は童心に返ろうsign01
七夕の星見はどうでしたか?
明日の放送までに、報告をお願いします。