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2014年5月30日 (金)

鉄ちゃん道、どう?~mAAch ecute①~

東京の神田エリアにスポットを当てます。
中央線の神田駅、お茶の水駅、そして総武線の秋葉原駅、
3つの駅の中心にあるのが商業施設mAAch ecute。
ここから見えるのは、中央線、総武線、山手線、京浜東北線など。
高低差があるので、地上から見ると、鉄道が上って下ってという様子が見えます。
撮り鉄必見です!

mAAch ecute全景。レンガの古びた感じがいい!
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mAAch ecute横に交通博物館がありました。
足下のレールマークが見えますか?
0系新幹線とD51が展示されていた証です。
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昨年9月にオープンしたmAAch ecuteは、
初めて駅の外、駅ナカではなく、街ナカにできた施設です。
とはいっても、中心になる駅があって、かつて駅として使われていた場所です。
1912年、明治45年に完成した、赤れんが造りの万世橋高架橋。
万世橋駅は神田駅とお茶の水駅の間にあり、今、新たな鉄道見学スポットとして、
往年の鉄道ファンはもちろん、子どもを連れた家族も訪れる人気の場所です。
秋葉原駅、神田駅、お茶の水駅、
それぞれの駅から歩いて10分程度で来ることができるmAAch ecuteには
11の店舗が入居しています。
さまざまな店舗が軒を連ねますが、
その頭上を常に中央線が走っているので、店内はいつもゴトゴトにぎやかです。

店内ライブラリーエリア。壁を見て!歴史を感じます。
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まずは周辺を散策。mAAch ecuteの上には中央線が走っていて、
北側には総武線・・・よ〜く見てみると、総武線と中央線は交差しています。
中央線の上りと、総武線の下りが上下でクロスしているんです。
東京メトロの丸ノ内線もこのエリアを走っていて、JRお茶の水駅のすぐ横、
地上にチラっと顔を出すところがあるんですが、
地下鉄を真上から見ることができる珍しいスポットでもあります。
タイミングさえ合えば、丸ノ内線、総武線、中央線を1枚の写真に全部収めることができます。

秋葉原から見る総武線の鉄橋。奥には中央線が!

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お茶の水駅近くから。真ん中に中央線見えるかな。総武線もいるね。
手前の線路は東京メトロ丸ノ内線。
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店内に入ってみましょう。
mAAch ecute 内田尚壯店長のオススメは、万世橋高架橋付近に数多くある遺構。
1912年の開業当時に作られた1912階段、
3代目の万世橋駅ができた時に、交通博物館の前身、
鉄道博物館をつなぐものとしてできた1935階段。
それぞれ、当時の様子を残してあるので、
あちこちにほころびがあるものの、とても味のある階段なんです。
100年前の階段は何かを物語ります。

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階段の踊り場にはタッチパネルのモニターがあって、万世橋駅や中央線といった、
このエリアの古い写真を見ることもできます。
大正時代に和装で歩いている人たちの様子や、高架橋の建設風景、
関東大震災後の写真もあります。
さらに万世橋駅には展望デッキもあるので、真横を通る中央線の様子も見ることができます。
そして、mAAch ecuteの横には神田川が流れていて、
川沿いには新たに親水デッキが完成したので、ゆったり散歩することもできます。
店内には当時の壁面もところどころあって、
雨の日には水が染み出ていたりなんて光景にも出会えるかもしれません。

店内は魅力ある迷路みたい。ゴトゴト音が鳴って音鉄は大興奮!?

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川を挟んで反対側から見るmAAch ecute。

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mAAch ecuteを中心としたこのエリアは、街と列車が新旧きれいにマッチして、
ガツガツせずにゆったり楽しめる魅力があると思います。
れんが造りのアーチが連なるこのエリア、今回たどった範囲でも、
神田、東京、有楽町、新橋、本当に広範囲に高架橋はつながっています。
周辺には巨大なビルが次々と出来上がっているのに、
100年も続く高架橋はその変化の様子をどのように見ているのでしょうか。