Vixenさんに聞いちゃいました♪
望遠鏡や双眼鏡といった、宇宙と私たちとの距離を縮めてくれる企業、ビクセン。
今回は、リスナーからいただいた質問を専門家の方にぶつけてみようという企画です。
Q:双眼鏡か望遠鏡でどちらを買うか迷っています。
宙見には、双眼鏡と望遠鏡どちらがいいのでしょうか?
A: 初心者かどうかということより、何を見たいか、見たい対象が重要です。
月のクレーター、土星の輪、木星のシマ模様などを見たいのであれば、望遠鏡。
天の川の星、星の集まり、月の全体像を見たいのであれば、双眼鏡。
肉眼よりも、多くの星を見たいという方、双眼鏡は星の多さを実感できて、
夜空にこんな星があるんだと感動を与えてくれるはずです。
Q:どんな倍率のものがいいの?
A:倍率が大きいものがいいというわけではありません。
倍率の大きい双眼鏡になると、大きく重たくなるため、
手ぶれして安定しないため、目が疲れてしまうことがあります。
見たい対象にもよりますが、6倍~8倍、10倍が初心者の方にはオススメです。
6倍、8倍だと、月の全体、クレーター大きくは見えませんが、存在の確認できますよ。
Q:天文誌を見ていると、カラフルな星雲や、星団の写真があったりしますが、
プレアデス星団や、オリオン座の大星雲はカラーで見えるの?
A:写真だとカラフルに見えると思いますが、実際望遠鏡で見るとカラーではなく、
星の存在がわかる白黒で見えます。
カラーで見えるのは、カメラの機能によるものです。
Q:簡単に天体写真が撮りたいんですが・・・
A:スマホと双眼鏡を組み合わせると、すごい写真が撮れるんです。
いつもは横で見ている双眼鏡を、縦にして、携帯、またはデジカメのレンズを、
目のかわりに、双眼鏡の除く部分にぴったりとつけ、
もちやすいように固定して、空に向けてシャッターを押す。
ビクセンの本社は埼玉県の所沢にあります。
社員の方は、本社屋上から星を見ているそうです。
自分の会社で作った望遠鏡や双眼鏡で、自分の会社の屋上から星を見る。
なんともぜいたくなことですね。
ビクセンは、製品の製造販売だけでなく、
定期的に星見イベントも開催しています。
2月22日には、富士山の日に合わせて、山中湖でもイベントが行われるとか。
詳細は、ビクセンの公式ウェブサイトで後日、公開されるそうなので、
是非、チェックしてみて下さいね。
あなたと宇宙をさらに近づけてくれるイベントにも参加してみて下さい。
<星の見どころ>
昨日は上弦の月でしたが、雨で見られなかったところも多かったことでしょう。
でも、今日はお天気が回復しますから、月の出はお昼頃、
お仕事の帰りや学校の帰りに見つけてみて下さい。
先日1月6日には、木星が衝(しょう)を迎えました。
衝(しょう)というのは、地球を挟んで太陽と正反対に位置することで、
まさに今が絶好の木星観測のタイミング
木星はふたご座の中にあって、太陽が沈むと出てきますから、暗くなったら見えてきますよ。
同じ惑星の金星は、今月11日以降は明け方の東の空に見えるようになります。
来週の成人の日は、お月様が今年最も北に位置するということで、
午後5時過ぎに最も北よりになるようです。高い位置ですね。
そのお月様と見頃を迎えている木星は、15日(水)に近づきます。
これもお見逃しなく