I'm"アナロギスト"
この4月から日曜の7時代にお引越ししたこのコーナー。
新年度1回目の先週は、久々に邦楽アルバムから「井上陽水/氷の世界」をピック・アップしましが、
今週は珠玉のAORアーチスト「Dan Fogelberg / Greatest Hits」聴いて頂きました。
先ず4/5(日)聴いて頂いたJ-POPの名盤「井上陽水 / 氷の世界」(1973年)ですが、
簡単に説明しておきましょう
1970年代には吉田拓郎と双璧をなし、フォークソング界あるいは
ニューミュージック界を牽引してきたJ-POPレジェンド、井上陽水。
1969年、彼の出身地である、地元九州のラジオの番組に視聴者が作った音楽を流す
コーナーがあり、そこに伝説のデビュー曲となった「カンドレ・マンドレ」を宅録し
(テープレコーダーを二つ使った多重録音の擬似弾き語り)投稿、陽水のキャリアがスタート
その時の芸名は「アンドレ・カンドレ」。
その後1972年にはレーベルを移籍し、芸名も本名の井上アキミ(陽水)を音読みにして
再出発をはかることになった。
その結果、1972年5月にリリースしたアルバム「断絶」のスマッシュ・ヒットで注目を集め、
そして、翌1973年にリリースしたアルバムが、アルバムとして、日本市場で、
初のミリオンセラーを記録した『氷の世界』という事になります。
『氷の世界』から以下の3曲を続けて聴いて頂きました
M1)氷の世界
M2)白い一日
M3)心もよう
変わって今週4/12(日)取り上げたのは「Dan Fogelberg / Greatest Hits」(1982年)
世界のポップス・シーンには、俗に言うビッグ・ネームと呼ばれるアーチストが
たくさん存在しますが、そんな中には、残念ながら、我々、日本のファンには、
若干影が薄いというか、イマイチ正当な評価を受けていないのではと感じさせる
アーチストもいます。そういう人たちの中で、音楽評論家の先生方や、業界関係者が
異口同音に上げる名前が、今回ピック・アップしたアルバムのアーチスト
「ダン・フォーゲルバーグ」です。
70年代から80年代にかけてカントリーをベースとしたAORサウンドでメイン・ストリームに登場し、
その後も、豊かな自然環境のロッキー山脈のふもと、広大な牧場の中に有するスタジオで、
暖かく、そして琴線に触れる作品を紡ぎ続け2007年、56歳という若さでこの世を去ってしまった
シンガー・ソングライター「ダン・フォーゲルバーグ」。
1982年にリリースされた前期のヒットを集めたGreatest Hitsから、
以下の3曲を聴いて頂きました
M1)Missing You(失われた影)
M2)Hard To Say(風に呼ばれた恋)
M3)Longer
<木河 淳>