I'm"アナロギスト"
毎週、ウエッサイVersion Saturdayにお送りしている、
おススメなアナログレコードを紹介するコーナー｢I'm"アナロギスト"｣
今週選んだ一枚は・・・・
Marlena Shaw / Acting Up (1978年)
フリー・ソウル・ファンにはいまだに絶大な人気を誇るNo.1 Female Vocal｢マリーナ・ショウ」。
ジャズとソウル、ジャンルを越えた表情豊かなヴォーカルで、今も第一線で活躍する彼女。
Marlena Shawは、1942年9月22日、ニューヨーク州ニュー・ロシエル生まれ。
トランペット奏者であった叔父の影響でジャズを聴き始め、10歳の時に
アポロ・シアターのアマチュア・ナイトに叔父と共に出演し大喝采を浴び、
音楽で生きることを決意したと言います。
1966年にカデット・レコードで吹き込んだ「マーシー・マーシー・マーシー」の大ヒットで
一躍有名になり、カウント・ベイシー・オーケストラの歌姫として活躍。
72年にベイシーの元を離れ、女性歌手としては初めてブルーノート・レコードと契約。
この間サミー・デイビスJr.とのツアーを数多く行い、そのステージに磨きをかけると共に、
スタンリー・タレンタインやベニー・ゴルソン等とレコーディングも行った。
そして、77年の映画『ミスター・グッドバーを探して』の主題歌が大ヒット、
R&B、ポップス、そしてジャズと幅広いジャンルでの支持を不動のものとした。
また、身近なところでは87年コニカのTVコマーシャルで「上を向いて歩こう」を、
88年にはマツダ・ルーチェのCFの曲を歌っている他、
日本を代表するインストゥルメンタル・グループ、T-Squareのヴォーカル・アルバムにも参加、
インストゥルメンタルで聴き親しんだ楽曲に新たな息吹を吹き込んだと絶賛されましたそんな彼女、Marlena Shawが、１９７７年、にコロンビア・レーベルに移籍リリースした、
不朽の名作と言われた｢Sweet Beginnings｣を凌ぐと評された作品が、
翌年‘78年にリリースしたアルバム『Acting Up』です。
今回は、そのアルバム『Acting Up』から以下の3曲を聴いてみました
M1)Rhythm Of Love
M2)Places
M3)Theme from”Looking for Mr. Goodbar”
(Don’t Ask To Stay Until Tomorrow)
＜木河 淳＞
