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2019年5月15日 (水)

ダジャレで覚えなシャレ!#7 「agony」「mitigate」

ダジャレで覚えなシャレ

このterminal水曜日をお聴きの今
この時間で英語の知識が一つ身についてしまうという
コーナーです!

 

来年には東京オリンピックが控えていたり、
山梨にはたくさんの外国人の観光客も来たりと、
何かと「英語ができるといいなー」と思う場面が日頃あるかもしれません。

 

そこで、トーイック満点、
英検1級の私石井てる美が学生時代に
実際に英単語を覚えたクスっと笑える(?)かもしれない方法を
こちらのコーナーでご紹介していきます

 

英単語を語源から覚えるとか、
成り立ちを理解するとかそういう格好いいことはしません。
直球のダジャレをぶつけていくので
皆さんぜひついてきてもらえたらと思います。

 

 

先週は「不明瞭な」
「曖昧な」という意味のobscureを覚えました。

覚え方は、「お酒のせいで視界が不明瞭になる。
視界が不明瞭だから、おブス今日はかわいいのか。」
おブス今日は…おブス今日は…obscure。
さらに、「邪魔」「障害」という意味のobstacleという単語も紹介しました。

 

覚え方は、
「わ!隣にすごいブス!ブス邪魔―!邪魔だからタックルー!おブスにタックルー!」
おブスタックル…おブスタックル…obstacle。でしたね。

 

おブスつながりで2つの英単語を覚えちゃいました。
それにしてもたけしくんと和子さん、
波乱の夜でしたね。2人のその後が気になるところです。

 

それでは、第7回目の今日はagony「激しい痛み」「苦しみ」という意味のアゴニーという単語を覚えていきましょう。

コント「たけしくんの朝」

  

お酒を飲み過ぎてしまったせいで、
期せずして職場の先輩の和子さんと朝を迎えてしまった、

たけしくん。
前の晩にはお酒のせいでおブスなはずの和子さんが一瞬かわいく見えたのでした。

そして、翌朝酔いが醒めると隣にはいつものおブスな和子さん。

前後不覚になったたけしくんはあろうことか先輩の和子さんをおブス呼ばわりしながら

タックルしてしまいました。大変なことをしてしまったたけしくん、

その後どうなったのでしょうか。

 

和子「ちょっと何するのよ!ヒドい!!」

たけし「わっ!和子さん、ごめんなさい!大丈夫ですか?ほんと僕、そんなつもりじゃ…」

和子「何してくれてるのよ!てかあなた、ブスって言ったわね!最低!」

(パチン!)(頬を叩かれるたけし)

たけし「ひぃぃ!!ごめんなさーい!」

 

部屋を飛び出して家に向かうたけし。

 

 

たけし心の声「あー参った。大変なことをしてしまったなぁ。ブスって言ったのは

さすがにまずかったよなー。それにしても和子さんの叩く力すごかったな。

顎がじんじんする。くーっ。顎が痛い。顎に激しい痛みが…。」

顎に…顎に…

agony(アゴニー)、激しい痛み、苦しみ

 

 

はい。「顎に激しい痛み」でagony「激しい痛み」「苦しみ」と覚えてください。

 

痛みという英単語は他にもpainやacheがありますが、
agonyはもっと激しい苦痛とか、
精神的な苦悶や激しい感情のことを指します。

例えば、agony of deathと言えば「死の苦しみ」という意味です。

The agony of creationで「創作の苦しみ」と言うことができます。

 

また、新聞の人生相談欄のことをagony columnと言います。

Advice columnとも言いますが、agonyの方が人間の苦悩をぶつける感じが出ていますねぇ。

 

そして、人生相談欄の回答者のことをagony columnistと言いますが、

それが女性だったらagony aunt、男性だったらagony uncleと呼ぶんです。

 

Auntとuncleはそれぞれ叔母、叔父という意味です。

Agony uncleは直訳すると「苦痛おじさん」ですが、決して苦痛に悶絶している叔父さんのことではないですからね。人生相談欄の回答者、ということで、

作家の村上春樹さんが過去にウェブサイトで人生相談を受けつけたとき、

それが海外でもニュースになりました。

 

そのときの見出しが“Haruki Murakami to be an online agony uncle”というものでした。

訳すと「村上春樹、オンラインで人生相談回答者に。」ということですね。

 

Agony uncleってなんだか重みのある肩書きですよね。誰もができることではないというか。

酸いも甘いも嚙み分けてきた深みのある大人ならではという感じがします。

 

さて、顎に痛みを抱えながら家に帰るたけしくん。大丈夫でしょうか。続きを見てみましょう。

 

 

コント「たけしくんの朝 ~帰り道編~」

 

 

「はー顎は痛いし、すごく気持ち悪い。二日酔いだなー。やっちまったなー。そうだ、

この気持ち悪さを和らげるには道でげーっと吐くしかない。」

道でげーっと…道げーっと…

 

mitigate(ミティゲート)、和らげる、緩和する

 

はい。道でげーっと、mitigateで「和らげる」「緩和する」という意味です。

スペルはMITIGATEです。使い方です。

mitigate riskで「リスクを緩和する」mitigate damageで「ダメージ(損害)を緩和する」

This medicine will mitigate the pain.で「この薬が痛みを和らげるでしょう。」となります。

 

Mitigateは動詞ですが、「緩和」「軽減」という意味の名詞のmitigationも覚えてしまいましょう。道でげーと吐いてさらにしょんべんをする、略してみちげーしょん、ミティゲーションでmitigationとなります。ちょっと汚いですが、汚いものを体から出したら体がラクになる、痛みも和らぐ、というふうに覚えてみてください。

 

さて、顎に痛みを抱えたたけしくん。心に痛みを負った和子さん。

2人のagonyはmitigateされるのでしょうか。この物語は続くとか、続かないとか。

 

というわけで、今週の「ダジャレで覚えなシャレ」いかがだったでしょうか!?

無事にクスっと笑ってもらえたならいいんですけどね。

 

こんな感じで毎週英単語を紹介していくので、少しでも英語に興味を持つきっかけになったり、

実際にどこかで使ってみたりしてもらえると嬉しいです。

 

 

以上「ダジャレで覚えなシャレ」でした!

 

 

 

 

 

 

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