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2023年6月 1日 (木)

捨てる才能

捨てるってことには才能が必要だと思う。

私は壊滅的にない。

 

お部屋にはものがいっぱい。

ぬいぐるみ、ぬいぐるみ、本本本。

言葉ではうまく言えないものたち。

シンプルな暮らしはできない。

 

捨てる才能がない。

私にはない。

 

もういらないものを手で触ると

思い出も一緒に蘇る。

これは、あの子と一緒にゲーセンでワーワー言いながら取ったぬいぐるみだ。

これは、クラスに居場所がない時、私の居場所を守ってくれてたブレスレットだ。

これは、はじめての彼氏がくれた、マスコットだ。

嫉妬ばかりすぐムッとするやつ、それで会う約束が消え去る、嫌なやつだったけど

そのマスコットが彼と私を繋げてくれているみたいで嬉しかった。

 

と、いうように

なかなか捨てられないのだ。

 

思い出も一緒に捨てちゃうみたいで

なんだか、かなしくなってしまう。

 

でも今回は違う。

違う!!!!えらい!!!

一生懸命捨てた。

 

やっぱりかなしくはなったけど、

これじゃあ新しいものは入ってこない。

入れてもパンパンで苦しくなっちゃう。

 

思い出というのは

忘れてもこころの中に降り積もって染み込んで、

私になっていくものだから、大丈夫なのだ。

 

そう思いながら袋に詰めて詰めて詰め込んだ。

 

おかげで私の部屋の半分は綺麗になった。

残り半分は時間オーバーで手がつけられなかった。

 

私の闘いは続く。

次はきっと専門学校時代を思い出してなかなか捨てられないだろう。

 

でも捨てるよ。

思い出は大切。

でも未来が見たいから。

 

Img_8224

 

これは掃除をするために一度ひっくり返したぬいぐるみたち。

抱きしめると胸がホッとして自分らしくなれる、私の親友たちだ。(こんなにひっくり返してごめんね、みんな)

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