白菜
毎週金曜11:10頃は、野菜ソムリエ上級プロ・食と農のかたりべの資格を持つ加藤恵美子さんとお送りする『やまなしを食べよう』。
1月15日のオンエアでピックアップしたのは....白菜!
白菜は全体のおよそ95%が水分ですが、カリウム・ビタミンC・食物繊維などが豊富に含まれています。糖質が少ないので、ダイエット効果も期待できますよ。
白菜に多く含まれるビタミンCは水溶性です。鍋やスープなどにして汁ごと摂るのが効果的ですし、生の白菜をサラダにして食べるのもいいですね。キャベツの代わりに白菜でコールスローを作ってもとってもおいしいです。また白菜はビタミンCが多く含まれる外側の葉。カリウムなどミネラル類が多く含まれる中心部分、疲労回復成分のGABAを含む根元の部分に分かれていると言われています。どこの部分も美味しく食べたいですね!
そんな白菜の簡単クッキングは....塩もみ白菜!
材料は基本として白菜と塩だけです。白菜1/4に対して塩大さじ1ぐらいが目安です。全体を1/3に切り、芯に近い方は繊維に沿って1cmぐらいに切ります。葉の方も1cmぐらいの大きさに切ります。それを袋に入れ、塩でよく揉んでください。1時間ほどおいてから食べると白菜の細胞が壊れて酵素が働き、コクや旨みが増します。
◆おいしい白菜の選び方
葉に弾力があり巻きが強いもの、切り口が割れていないもの、
カットしたものは断面が平らなものがいいですね。
◆白菜の黒い斑点とは?
黒い斑点は「ゴマ症」と言って生育過程での生理反応でできるもので、白菜がストレスに反応しポリフェノールが蓄積したものなので、食べても全く害はありません。安心して食べて頂きたいです。
◆白菜の保存方法
丸ごとの場合は新聞紙に包んで保存すると2か月ほど保存できます。立てて保存できると、よりベターです。カットしたものは芯を取る、もしくは芯の部分に包丁で切れ込みを入れてから、ラップでぴっちり包んで冷蔵庫で保存してください。1週間ほど日持ちします。硬めに茹でたり、塩もみした白菜を冷凍にしたりすることもできます。この場合は1か月ほど日持ちします。白菜を外側の葉から使う方が多いと思いますが、カットしたら内側の葉=芯が含まれる部分から使いましょう。芯があると葉が生長してしまいますので、先に内側を食べてしまう方が長持ちしますし、栄養価が失われにくいです。
今週も加藤さんありがとうございました!