最終回「日本酒で乾杯!」@井出醸造店
皆さん、こんにちは👐
蔵ガールの宍戸です👩
皆さん、約2カ月に渡ったコーナーも本日がラストとなりました。(あっという間…)
最後にお邪魔したのは「井出醸造店」👏
お話を聞いたのは、代表取締役で21代目の井出與五右衞門(いでよごうえもん)さん!
代々続く、襲名制。約500年も続いているんだとか。
❔歴史って…?
今の場所には、1527年に移り住んで、11代目から清酒を造るようになったそう。
11代目までは、「絹織物(甲斐絹)」を作っていました。なんと京都へも納めていたそう。
11代目からは、移り住んで来たもののお米を作れない環境。というのも、富士山のふもとで地盤や環境的に作ることが出来ませんでした。そのため、作れる作物は「大豆」。そこから、加工して味噌や醤油を造り始めんだとか。そして、170年ほど前の江戸末期にお酒造りを始め、現在が6代目ということです。
また、お酒造る歴史の中で、こんなエピソードが。
明治維新の時に、警護の招集がかかり、相続問題で次男が行くことになり、現地に行くと。なんと実家と同じ樽でお酒を造っていたんです!それを見て、兄が味噌や醤油なら自分はお酒を、と思い、帰ってきてから作り始めますが、自力では上手くいかず…。諦めた次男が投げ捨て、兄や家族に託したことからお酒造りが始まったそうですよ!
☟お庭が立派過ぎます。皆さんはこれ、何に見えますか?👀
❔どんなお酒を造ってるの?
井出醸造店では、清酒はもちろんですがリキュール、今年からはウイスキーまで造り始めました!!
酵母のノウハウがあるからウイスキーも作れるんですって!そして、今年から造られているので、こちらも要チェックですね★そう!今は、ニューメイクが楽しめるんだとか!!(新しく覚えた言葉です(笑))
☟今まで見たことのない機械が!!!それもそのはず。ここでは、ウイスキーが造られています。
❔水系って?
富士河口湖町は860メートルの地点にある高冷地です。
日本酒作りには、「寒さ」と「地下水」が最も大切な条件。
そして、日本酒作りには、「水」がとても多く使われます。
”酒所は水所”そんな言葉があるように、水が良い場所から美味しいお酒が作り上げられます。
井出醸造店では、水道水を使用していますが、なぜ井戸水ではないのか。
それは、地下を流れる河口湖の水が入ってきてしまうからだそうです!!!
そして、無菌状態でほぼ処理をせず、水道水になっていて綺麗なんだとか!(水道料金が安いらしい...)
この場所は全部が富士山の水!!!
☟美味しいお水から日本酒が出来ていきます。
❔お酒造りのこだわりは?
お水はもちろんですが、その次はやはり「お米」!!!
地酒を考え直し、地域の方のために造るお酒って何だろうとなった時に出た答えが、安心して飲んでいただけるように「顔の見える物作り」。地元のお米やお水などを使いたいと、苦労して0から地域の人たちに、社長が熱い想いを伝え、素性が分かるお酒造りに力を入れています。
それが、「飲んでも飲み飽きないお酒」に繋がっています。
▼これが、”吟醸酒”となっています。
そして、スパークリングは、七賢でお馴染の山梨銘醸から教えていただいたんだとか!
山梨県は同業者でも良きライバルでもありながら仲間として刺激しあっていますね!
組合からは、飲み比べ3本セットも販売されていて、これは山梨ならではです!!!
世界の流れを見ても、今は発泡酒が人気★
パーティー用に食前酒としてシャンパンのように飲むことが出来ます!
スパークリング日本酒から始まることで、自然と日本酒への移行をすることが出来ますね♪
☟爽やかで風味豊かなスパークリング日本酒🍶
❔イベントとかはありますか?
「蔵見学」は事前予約をしていただけると出来るそうです。
ただ、限定20名となっているので、HPを要チェックしてください!!!
そして、小さなイベントも11月には開催されていましたが、好評だったこともあり、今後の動きも気になるところですね!!!
最後に、、、社長から想いを。
メインは「食」。
その食を華やかにするのは、”酒”。だから、酒はスーパーサブ。
食があることを前提に、食とのマリアージュを楽しんでいただきたい。
食中酒として、飲むものはワインや日本酒があげられます。そこで、何と合うのかを考えながら飲むとワンランクアーーーーーップですね!!!
日本は味噌や醤油などがあるようにカビ文化、これは「麹」が関係しているものです。
だから、日本人は日本酒は体にとっても合うんですよ~
今回で、「日本酒で乾杯!」のコーナーは最終回(´;ω;`)
ただ、蔵ガールとしての活動はまだまだ続くので、皆さんとどこかで会えたら、と思います。
約2カ月間、ありがとうございました!!
(蔵ガール 宍戸🦁)