「日本酒で乾杯!」@山梨銘醸㈱
第3回目の酒造は『山梨銘醸㈱』です✨
今回は、”七賢”でお馴染みの山梨銘醸㈱へ!!
醸造責任者の北原亮庫様にお話しを伺いました。
山梨銘醸㈱は、1750年に創業。
13代に渡り歴史を繋いできました。
元々は、長野県の高遠でお酒を造っていましたが、
創業して150年の時に分家の一つとして、日照時間や物流の面を考えて白州に。
今の蔵は、1835年に6年かけて建築されました。
そして、なんと!!!!
1880年には、
明治天皇の行在所(あんざいしょ)として使用されているんです!!
行在所とは、
仮の御所のこと。
本当に感動をしました。
こちらは明治天皇の肖像画です☞
近年は、2014年から大改革を始め、酒作りを見直し始めました。
そして、スパークリング日本酒など、幅広いターゲット層にアプローチをしています。
山梨銘醸㈱では、見直すことを徹底的に行い、
米作りを見直すときは、農業法人を立ち上げ、酒作りをしない「夏」に目を付けました。
山梨銘醸㈱のお酒で現在の酒米の割合は、白州のお米が98%、山田錦が2%。
”地産地消”をテーマに地元のものにこだわり、地域の人のためを考え、共に育てています。
☟今までに造ってきたお酒のラインナップ!!
全種類はこちら!!!
なんと、この2つのスパークリング日本酒を...?
いただいてしまいました♡
ワイングラスで飲むとより風味が楽しめます♪
*ちなみに、、、「酒米」とは!
食用ではなく、日本酒のために作られたお米。
成分が違く、粘りが少ない、そして、タンパク質を減らしています。
食用でのお米の旨味は、日本酒になるとえぐみに繋がりやすく、お酒作りには適していないのだとか。
水については、甲斐駒ヶ岳の伏流水を使用。
特徴は、”柔らかい水質”。
これは、花崗岩(かこうがん)という岩からの自然ろ過で抽出されていて、
人間の水分と花崗岩のミネラルバランスが似ているのだとか。
きちんと研究をされて、水とお酒を同じだと思えるくらいの酒作りを意識しています。
水を中心にした酒作りをしていました!!
水に向き合い、地域のお米を使う。
強みを最大限に生かす。
北原様から学んだこと。
「与えられた水と米をどのように使うか。」ということ。
これは、酒蔵だけでなく、私たちにも通ずることです。
ここを追求されたからこそ、新しい七賢になったとも話をされていました。
そして、「断捨離をする。」
必要な物だけを納得のいくように形にしていくことが大切だとも仰っていました。
今回もとても勉強になりました。
来週もお楽しみに~♡
(蔵ガール 宍戸🦁)