なす
毎週金曜11:10頃は
野菜ソムリエ上級プロ・食と農のかたりべの資格を持つ加藤恵美子さんとお送りする
『やまなしを食べよう』!
9月4日のオンエアでピックアップしたのは....なす!
なすは、甲府市、笛吹市、中央市、昭和町などおもに甲府盆地の各地で栽培されています。
◆なすの栄養
なすの皮の色と言えば紫色!これはポリフェノールの一種である「ナスニン」で、抗酸化物質です。健康に影響を及ぼす活性酸素を取り除くなどの働きがあるといわれています。また余分な塩分を体外に出す働きがあるカリウムや食物繊維が多く含まれています。
栄養がしっかりあるなすですが、90%以上が水分でとてもカロリーが低いので安心して食べられます。
紫の色素ナスニンは水溶性なので、茹でる・煮るの調理法ですと流出してしまいます。油と一緒に調理して色を止めて食べるのがベストです。
でも、なすはスポンジのようにしっかりと油を吸収してしまいます。
そこで、なすを軽く油を絡めてから電子レンジで加熱するのがおすすめ。こうすると油でベタっとするのを防ぐことができます。
あとアクは気にならなければあく抜きしないほうが栄養価をたくさんとることができます。
◆おいしいなすの見分け方
へたが黒っぽく、とげがあるもの。紫色が濃くハリとツヤがあるものがいいです。
◆なすの長持ちする保存方法
なすはインドが原産地なので低温に弱いのが特徴です。常温でそのままだと水分が蒸発して萎びてきてしまいます。
保存は新聞紙やペーパータオルなどで包んで風通しの良い涼しい場所で保存をお願いします。
低温に弱いなすですが、常温の気温が高い場合は1本ずつラップ包み、ポリ袋などに入れて野菜室での保存をお願いします。
保存期間が長くなると皮が硬くなってくるので、早めに使うようにしてください。
そして今回の簡単クッキングは....なすキムチ!
材料
・なす 100g
・キムチ 50g
なすを千切りにしてフライパンで炒め、しんなりしたらキムチと一緒に軽く炒めれば出来上がりです。
味付けはキムチにお任せです。
油はサラダ油で調理していますが、お好みでごま油でも香り高く仕上がります。
今週も加藤さんありがとうございました!