モロヘイヤ
毎週金曜11:10頃は
野菜ソムリエ上級プロ・食と農のかたりべの資格を持つ
加藤恵美子さんとお送りする『やまなしを食べよう』
7月24日のオンエアでご紹介したのは....モロヘイヤ!
エジプト原産の野菜で、
モロヘイヤという名前はアラビア語で「王家のもの」という意味があります。
古代エジプトの王様が病気になった際にモロヘイヤのスープを飲むと回復したことが由来だそうです。
◆モロヘイヤの栄養
ビタミンAをはじめ、B2、C、E、Kのビタミン類、カルシウムや銅といったミネラル類を多く含みます。
特に体内でビタミンAに変わるβカロテンはなんと野菜の中でもトップクラスの含有量!
若返りのビタミンと呼ばれ、強い抗酸化作用と持つビタミンEも野菜でトップクラスの含有量。さらに日本人に不足しがちなカルシウムも多く含まれています。
またモロヘイヤの粘りは、水溶性の食物繊維で、便秘解消、整腸作用が期待できます。
コレステロールの吸収を抑えたり、食後の血糖値を抑えたりすることにも役立つといわれています。
◆モロヘイヤの旬
モロヘイヤは高温を好む野菜なので、日本では6月から9月が出回り時期になりますね。山梨でも夏に直売所などでよく見かけますね!
◆モロヘイヤの食べかたのポイント
まず新鮮なうちに食べ切る、茹でるなどの加熱調理をすることがお勧めです。
刻むと粘りが出てくるので、納豆、おくらなど粘りがある食材との相性がとてもいいですね。
ぜひモロヘイヤも一緒に合わせて、ねばねば倍増で食べて頂きたいと思います。
また茹でる時は栄養が逃げないように軽く茹でてください。
◆簡単クッキング
ご紹介したのはモロヘイヤの天ぷら
葉を軸から外し、天ぷらの衣と和えてあげるだけ。超簡単です。
大葉のように1枚1枚揚げるのではなく、数枚合わせてかき揚げのようにあげてください。
塩で食べるのがおすすめです。
モロヘイヤの豊富に含まれるビタミンA、Eは脂溶性なので、天ぷらとして食べると吸収がよくなります。
天ぷらは少量の油で揚げ焼きにすると揚げ時間も少ないので、すぐ出来上がります。
そうめんを食べる時などご一緒にいかがでしょうか。
◆モロヘイヤの保存方法
湿らしたキッチンペーパーを茎に巻いてポリ袋に入れて野菜室にいれてください。
低温に弱いので冷蔵庫に入れると葉が黒くなります。
日持ちしないので1、2日以内に使い切ってください。
鮮度が落ちると葉が硬くなりますし、味も落ちます。
でも夏のモロヘイヤはお買い得ですし、たくさん食べたい野菜なので、
さっとゆでて水けをきってラップに包んで冷凍保存がおすすめです。
みじん切りにして使う分だけ小分けにして冷凍すると、すぐスープなどに使えたり、
いろいろアレンジできます。