THE BEST OF 2016 選盤9枚
鈴木ダイが2016年に出会った音盤から、９枚をセレクト！
★LORETTA LYNN「Full Circle」★
素晴らしい出会い。
生ける伝説のような彼女が2016年の現代に
こんなにも素晴らしい作品を世に送り出してくれるなんて。
嬉しさでいっぱいです。ありがとう、ロレッタ！
★ESPERANZA SPALDING「Emily’s D＋Evolution」★
今作はだいぶポップな音作りだけど、
一筋縄ではいかない強烈な個性があり、思わずひるむほど。
エリート街道まっしぐらの彼女が時折見せるヒネくれた音の表情が好きです。
★A TRIBE CALLED QUEST「We Got It From Here…〜〜」★
2016年の終わりに彼らが帰ってきた！
これは僕的にも大事件でした。
18年ぶりでもこの音の煌めき度合いはハンパなく。
にしても、しみじみと、Q-TIPの声ってほんと独特。
★COMMON「Black America Again」★
昨今のアメリカの激動をもこんなにもソウルフルなヒップホップに昇華して。
ブラック・プレジデントは去り、2017年はどうなるのでしょうか。
アルバム・タイトルが示す風景は何処へ向かう？
★MAXWELL「black SUMMERS' night」★
2016年の夏、最も烈しく聴いた一枚。
一聴して即クラシックな趣を感じました。
こうなると次(のはず)の『black summers NIGHT』が早くも待ち遠しい。
★WHITNEY「Light Upon The Lake」★
いつもは僕がラジオのリスナーさんたちに素敵な音楽をご紹介していますが、
このアルバムは僕がタワレコ新宿店のバイヤーさんに教えていただきました。感謝。
これからの音楽人生で供に生きていく音盤がまた一枚加わりました。
★ANDERSON .PAAK「Malibu」★
多くの方が2016年のベストの一枚に挙げていますね。
僕もこのアルバムは外せませんでした。
部屋で何を聴こうかとボーッと悩んでると、ふと手に取り、
無意識にかけてしまうのがこのアルバムでしたね。
★PAUL SIMON「Stranger To Stranger」★
このお方の音楽には改めて心底驚かされました。
驚異的な創造力＋好奇心＋客観性を音楽に反映するチカラはS&G時代から不変。
2016年屈指の大傑作。
★DAVID BOWIE「Blackstar」★
いくら語っても語り尽くせない衝撃でした。
こんなにも凄い作品が遺言とは…。
ある意味こんな見事な人生の閉じ方って反則ですよ。悪い冗談ですよ。
夜空を見上げる時、僕たちはこれからは漆黒の星を探さないとならないのですかね。
あなたの音旅のお共に
