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2021年1月29日 (金)

長芋

毎週金曜11:10頃は、野菜ソムリエ上級プロ・食と農のかたりべの資格を持つ加藤恵美子さんとお送りする『やまなしを食べよう』。

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1月29日のオンエアでピックアップしたのは....長芋!

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長芋は山の芋の仲間です。いちょうのような形の「いちょういも」や丸い形の「つくねいも」も
長芋の一種ですが、一般的には棒状の長い山の芋を長芋と言っています。長芋といえば、粘りがあるのが特徴ですが、胃粘膜を守る成分を多く含んでいます。最近注目されているのは長芋に含まれる「レジスタントスターチ」という難消化性デンプンです。このレジスタントスターチは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の特徴を併せ持っていると言われ、便通改善や血統の低下作用などが期待されている栄養素です。

◆栄養をとれる食べかた 

でんぷんを分解する消化酵素は熱に弱いため、すりおろしてとろろにするとよく、とろろとごはん、麺類、おもちなどの炭水化物を一緒に食べるのがおすすめです。皮を剥くと酸化して変色してしまいますが、酢水にさらすことで防ぐことができます。レジスタントスターチは加熱すると量が減ってしまうので、生で食べるといいですね。

◆おいしい長芋の選び方

カットしてあるものは、切り口が白くてみずみずしいもの。皮に張りがあり、ひげが多いもの。でこぼこがなく太さが均一のものがいいですね。

◆長芋の保存方法

常温保存の場合は、段ボールに新聞紙を敷いて長芋を並べ、さらに新聞紙をかけて冷暗所で。2週間ぐらい日持ちします。長芋をすりおろすし平らにする、もしくは細切りにして酢水にさらして水気を切って冷凍保存ができます。1か月、日持ちさせることができます。食べる時には冷蔵庫で自然解凍させると美味しく食べられます。

今回の簡単クッキングは....超簡単!シャキシャキ長芋納豆

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納豆に細かく切った長芋のを加えた簡単なものです。長芋を生で食べるので、レジスタントスターチ・でんぷんを分解する消化酵素もしっかり摂れます。長芋とご飯を一緒に食べるのはおすすめです。とろろとは違う食感が楽しめます。

今週も加藤さんありがとうございました!

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