山梨を食べよう→ころ柿
本日の「山梨を食べよう」のコーナーでは、ころ柿を紹介いたしました。
ころ柿とは干し柿のことです。
山梨では武田信玄公の奨励により生産が始まったと言われています。
江戸時代には甲州産の産物の一つとして幕府に献上されるほか、
江戸市中にも出回り珍重されていたそうです。
昔も今も、山梨の枯露柿はとても有名で人気があります。
山梨県内ではいろいろなところで作られていますが、
最も盛んな地域は甲州市塩山の松里地区です。
本日の簡単クッキング、
枯露柿の和風コールスローサラダを作りました。
細切りにしたキャベツと同じく細切りにした枯露柿を
マヨネーズと和風ドレッシングを合わせたものでよく混ぜるだけ!のお料理です。
ビニール袋の中でよく混ぜてください。
山梨では直売所や量販店などで販売されています。
ころ柿は、干すことによって柿が栄養価が高い果物だという話は柿の回でお伝えしていますが、
その柿を干したものなので栄養が凝縮してます。
生の柿に比べてβカロテンが約4.5倍の量が含まれています。
目の健康に必要で免疫力アップ、強い抗酸化力があるビタミンA体内に変わる栄養素です。
またむくみ対策や血圧の調整をする働きがあるカリウム、
整腸作用があり便秘解消の働きをする食物繊維も豊富に含まれています。
枯露柿には嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
ただ凝縮されている分、カロリーが高いので食べる時は、
よく噛んで水分と一緒に摂ることをお勧めします。
枯露柿の食物繊維と甘さで満足感を得られます。
甘いものが食べたくなった時には、栄養価が高い高級和菓子の枯露柿を食べましょう!
ちなみに、枯露柿、干したあと柿の周りに白く粉が吹きますが、
これは乾燥によって糖分が飽和状態となり、柿の表面に結晶化したものです。
【保存方法】
常温保存の場合はキッチンペーパーに包み、
直射日光が当たらない涼しく風通しの良いところに保存してください。
2,3日を目途に食べて頂きたいです。
冷蔵庫に保存する場合は野菜室に入れて頂きたいのですが、
キッチンペーバーで包んで密閉できるビニール袋に入れて空気を抜いて保存してください。
1週間程度が保存の目安。
最も長く美味しく保存するには冷凍保存がお勧めです。
1個ずつラップで包みます。空気が入らないようにしてください。
密閉できる冷凍保存袋に入れ空気を抜き、冷凍庫で保存をします。
半年から1年くらい日持ちします。
冷凍保存した枯露柿は
①常温で解凍、
②食べる前日に冷蔵庫に移動させて解凍、
③電子レンジで15秒ほど温めて半解凍して食べると美味しく食べられます。
年内の販売が多いのですが、年明けも販売されます。